エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

台北の街角で・・・

2010年01月18日 | 旅行
台北の街は、新鮮な驚きに満ちている。
バイクの車列は喧騒に満ち溢れていて、エネルギッシュである。

ふっと覗いた横道は、色彩に溢れている。





          台北の街角から


      ぼくは
      きみと
      たしかにここを歩いたのだ

      ふっと手を組んで
      柔らかなきみの手の甲を奥深くで感じた
      ぼくの
      奥深い場所で
      きみへの思いが煮えたぎっていくのを
      きみは知っていたのだろうか

      煮えたぎっていたのが
      ぼくの
      ひとりの思いであったとしても
      きみの
      豊かな胸の鼓動が
      時として乱れて
      それが
      ぼくの奥深くで
      理想に転化しつつあったのだ

      燃えるような思いが
      台北の街角に
      吸い込まれていって
      ぼくは
      たしかに愛を
      確かめてきた

      ぼくは
      きみと
      たしかにここを歩いたのだ

      それは濃密で
      充実した時間の連続である





若い男女が、親密に話している。
ちょうど、昼休みである。




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台湾建国の烈士を守る人々

2010年01月18日 | 旅行
台湾の人々は、儒の精神が豊かである。
また、第二次世界大戦後にキリスト教が布教に携わった。
台北市内の教会の多さからそれは成功したと知れるのである。

従って、先人への尊崇の念は高いのだ。



台北にある「忠烈士祠」である。
都会にありながら山懐に抱かれて、忠義の烈士が祀られているのである。

ここの衛兵の交代式が、見物者を集めている。



衛兵は、陸・空・海三軍のエリート集団である。
勤務に就く時は、微動だにしないのである。
しかも「瞬(まばた)き」すらしないのだ。

おそるべき精神力であって、意思の強さである。
名誉を一身に負っているのだ。

ガイドさんは「彼らはイケメンである!」と言うのである。
けれどぼくは「なんだかな~」と思う。
彼らがイケメンである必要はないのである。
崇高な奉仕の心こそが大切なのである。



見物客の半数以上は、台湾人のように感じられた。
あるいは中華人民共和国からの観光客か?

この庭には椿が咲いていた。



台湾の国の花は「梅」である。
こうした形状の花が、大好きな国民である。



立衝(りっしょう)の時の姿である。
ぐるりを見物で囲まれても、見物者が隣に立って記念写真を撮ろうが、動揺は一切ない!

立派な立ち姿である。
ヘルメットがピカピカ輝いている。

彼らは雨が降ってもここに立ち続ける。
雷のときには、さすがに避難するのであろう!

こうした名誉に支えられた人々には、いつも感動するのである。





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