いつもの公園の、いつものバード・サンクチュアリでカワセミと出会った。
年に十数回は出会うのだけれど、GWの最終日に出会えたのは吉祥か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f3/6c7f75693d71cdbbf03ddf918651c351.jpg)
この道を通り、公園に向かう。
一休みするベンチには既に先客がいたのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c5/359ce7ec859c59f207480bd4735153f4.jpg)
車いすの妻を支える老夫と、なんでも可笑しい高校生二人である。
ここに至る途中、カラタチの木に出会った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/d7/aabe14db03ea006e139a19b9fd375632.jpg)
間もなく咲きそうな小粒の蕾がいっぱい着いていた。
開くのが楽しみである。
そして秋には「まろいまろい、金のたま」が結実するのである。
北原白秋の歌詞がフッと思いだされる。
作曲は山田耕作である。
からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ
からたちのとげはいたいよ 青い青い針のとげだよ
からたちは畑(はた)の垣根よ いつもいつもとほる道だよ
からたちも秋はみのるよ まろいまろい金のたまだよ
からたちのそばで泣いたよ みんなみんなやさしかったよ
からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ
鋭い棘を含め、詩情溢れる木である。
さて、カワセミである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/8d/967b57c3e6618c83e2d7679de1619b33.jpg)
カワセミ
カワセミが笑う
その話は本当か
カワセミは笑うのではなく
啼いているのだよ
その翡翠色の背中を太陽に向けて
カワセミは啼くのだよ
カワセミのその姿を狙って
良く磨かれたレンズが列をなすのは
古代からのならわしであると言う
それが
いつのまにか神話になった
だからカワセミの横には飛天が絡まるように舞い
意識が昇天するのだよ
カワセミと出会った途端
意識は飛んでしまうという仕儀なのだ
カワセミのそうした生業は
人智を超えた万象の一つでしかないけれど
意識のテリトリーでは
全能であるのだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/22/9cdcd219b304c61c0bea8a1605424bef.jpg)
今日は、一眼では無くコンパクト・デジカメで狙った。
バード・サンクチュアリには、一眼望遠鏡が設置してあって、そのレンズに映ったカワセミの姿を狙ったのである。
従ってピントは少しばかり甘い。
その甘さが良い味を出している。
背景は池である。
ぼくが着く前には、番(つが)いでいたらしい。
カワセミは、心に灯をともしてくれる。
やはり吉祥である。
吉祥天女である。
にほんブログ村
荒野人
年に十数回は出会うのだけれど、GWの最終日に出会えたのは吉祥か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f3/6c7f75693d71cdbbf03ddf918651c351.jpg)
この道を通り、公園に向かう。
一休みするベンチには既に先客がいたのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c5/359ce7ec859c59f207480bd4735153f4.jpg)
車いすの妻を支える老夫と、なんでも可笑しい高校生二人である。
ここに至る途中、カラタチの木に出会った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/d7/aabe14db03ea006e139a19b9fd375632.jpg)
間もなく咲きそうな小粒の蕾がいっぱい着いていた。
開くのが楽しみである。
そして秋には「まろいまろい、金のたま」が結実するのである。
北原白秋の歌詞がフッと思いだされる。
作曲は山田耕作である。
からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ
からたちのとげはいたいよ 青い青い針のとげだよ
からたちは畑(はた)の垣根よ いつもいつもとほる道だよ
からたちも秋はみのるよ まろいまろい金のたまだよ
からたちのそばで泣いたよ みんなみんなやさしかったよ
からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ
鋭い棘を含め、詩情溢れる木である。
さて、カワセミである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/8d/967b57c3e6618c83e2d7679de1619b33.jpg)
カワセミ
カワセミが笑う
その話は本当か
カワセミは笑うのではなく
啼いているのだよ
その翡翠色の背中を太陽に向けて
カワセミは啼くのだよ
カワセミのその姿を狙って
良く磨かれたレンズが列をなすのは
古代からのならわしであると言う
それが
いつのまにか神話になった
だからカワセミの横には飛天が絡まるように舞い
意識が昇天するのだよ
カワセミと出会った途端
意識は飛んでしまうという仕儀なのだ
カワセミのそうした生業は
人智を超えた万象の一つでしかないけれど
意識のテリトリーでは
全能であるのだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/22/9cdcd219b304c61c0bea8a1605424bef.jpg)
今日は、一眼では無くコンパクト・デジカメで狙った。
バード・サンクチュアリには、一眼望遠鏡が設置してあって、そのレンズに映ったカワセミの姿を狙ったのである。
従ってピントは少しばかり甘い。
その甘さが良い味を出している。
背景は池である。
ぼくが着く前には、番(つが)いでいたらしい。
カワセミは、心に灯をともしてくれる。
やはり吉祥である。
吉祥天女である。
にほんブログ村
荒野人