エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

八ヶ岳アウトレットのパワー・スポット

2011年05月15日 | 遺跡
八ヶ岳の麓は、ストーン・サークル遺跡や石の文明の記憶がそこかしこに点在するスポットである。

ぼくは毎年数回は出かける八ヶ岳アウトレットであるけれど、何となく不気味で避けてきた場所があった、
店舗と駐車場の間に拡がる雑木林や赤松林である。



このように、人の手がかけられた列石遺跡と思える場所が視野の限り存在するのである。
この石の並び方は、何か意味ありげである。



これはドッグランの囲いの傍にある石積みである。
サークルを成している。



こうした墳墓のような石積みも限りなく存在する。
なんとなく不気味であり、オーラが放たれている。

曰く、近寄りがたいのである。
で・・・ぼくはこの林の中に分け入ることを躊躇い続けてきたのであった。



神座石である。



駐車場に向かう通路から、ほんの数歩入った場所に鎮座している。
石の上に石碑が突き刺さっている。

いかなる神がお座りになったのか。
不思議な空間である。

近寄りがたい雰囲気のある場所である。



もう一か所、水源がひっそりと、しかし断固として存在する。



この変哲もない、枯葉に埋もれた場所である。



ほんの1メートルで、この流れになる。



3メートル先では既に小川である。
途中で湧水が数本合流しているのである。

勘左衛門湧水である。

この位置は、駐車場方向を望んでいる。
距離にして水源地から15メートル程度である。



15メートル先にある水源地を望めば注連縄(しめなわ)も垂れ下がっている。
縄文の時代から、この水源地は守られてきたのであろうか・・・。

どちらも、ぼく以外は人影とて無い。

何者かが蹲(うずくま)っている気配があるのである。
この場所は、間違いなくパワー・スポットである。




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