エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

若葉を歩く・・・気持ちが晴れる

2011年05月18日 | ポエム
若葉を歩くのである。
生命力に満ちた、その分泌するパワーは今でしか浴びられないシャワーである。



レアーな光と影に魅せられ、レアーな色合いに感動するのである。



季節の変わり目と深化する気配が、枯渇しかけたぼくの感性を刺激するのである。
植物は平気で「目くらまし」を仕掛ける。

まるで秋の紅葉だ・・・。






        若葉を歩く


      染め上げられるような気配に満ちた一日

      かくして若葉は天女となって舞う
      次元が弾けると
      若葉は更に止揚して成長するのだ
      その寓話は
      若きモンコバートルが憧れて創作した
      モンコバートルは草原の民で
      若葉の瑞々しさを知らない

      若葉は次元と時空を超越する
      四次元を超え
      ジュラ紀へとワープする
      亀裂などは不要であって
      若葉は自らが時空の亀裂である

      偉大で尊大な若葉にぼくは
      限りなく憧憬しつつ同化することを希求する

      若葉の深淵は恐ろしい
      深淵に嵌まり込んだとしたら未来永劫現世には戻れない
      と
      古人は語っている
      そこに棲む悪霊は若葉に怖れ
      迷い込むものを捉え
      自らの盾として酷使するというのだ

      蹲る悪霊と
      蹲るなにものかは
      若葉の深淵に悪阻しつつ
      若葉の深淵に搖拝して
      霧消することを願望するのだ

      若葉は
      かくして天女となった







杜若である。
ぼくがいつも行くサンクチュアリを紹介しよう。



若葉と温んだ水が饗宴する場所である。
ここにカワセミが棲んでいるのである。



いま睡蓮が咲いているのである。



このメタセコイヤも、一画に植栽されている。



野薔薇が楚として咲いている。
古い薔薇である。

従って、凛として見えるのである。
ローズ・ヒップはこうした野生の薔薇(原種)から収穫する実生である。
女性の美と健康に効果のある実生であって、ローズ・ヒップ・ティーが著名である。

若葉の季節は人を歓迎するのである。





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