若葉の季節である。
今週は気候不順であるけれど、確実に季節は進んでいるのである。

若葉の滴りを受けて
車のハンドルにもたれかかって
ぼくは
夢を観た
離脱したかのようにぼくの躰は軽く
肉体としては実在せず
限りない草原を
浮遊していくのだ
車の窓からは
若葉の初々しい匂いが
絶えず流れ込んできている
ぼくは屹立した情念の赴くまま
浮遊し続けている
ぼくの
浮遊するアイテムは
飛天の羽衣
例えば
誰が松の枝に掛けたままにしようものか
若葉の滴りを受けとめられるのは
ぼくの胎内にある
高き山の頂でしかない
若葉の滴りは
深き海の群青のうねり
若葉の滴りを抱きすくめてしまえ
と
誰が語り続けられるのだろう
若葉の滴りは
群青のうねりの中に
沈殿するというのに

ぼくは緑の滴りを満腔に浴びながら、この細道を歩いたのであった。

オオデマリを横目で見ながら歩いたのだ。
その先には、ミズキも咲いている。

ミズキの花言葉は「成熟した精神」「 耐久」である。
ミズキの下には・・・。

リュウキンカも咲いている。
軽やかな花である。
水草の花のようであるけれど、しっかりと大地に根を張っている。
花弁のキレも良い花である。

そうそう、これはつい二日ほど前に我が家に来た「食べるホウズキ」の苗である。
「スィート・キャンディー」と言う種である。
黄色で、甘い実生を着ける。
ぼくにとっては、コンペイトウのような甘さである。
毎日毎日、二粒から三粒は収穫できる。
早く食べたい・・・と今から楽しみである。
にほんブログ村
荒野人
今週は気候不順であるけれど、確実に季節は進んでいるのである。

若葉の滴りを受けて
車のハンドルにもたれかかって
ぼくは
夢を観た
離脱したかのようにぼくの躰は軽く
肉体としては実在せず
限りない草原を
浮遊していくのだ
車の窓からは
若葉の初々しい匂いが
絶えず流れ込んできている
ぼくは屹立した情念の赴くまま
浮遊し続けている
ぼくの
浮遊するアイテムは
飛天の羽衣
例えば
誰が松の枝に掛けたままにしようものか
若葉の滴りを受けとめられるのは
ぼくの胎内にある
高き山の頂でしかない
若葉の滴りは
深き海の群青のうねり
若葉の滴りを抱きすくめてしまえ
と
誰が語り続けられるのだろう
若葉の滴りは
群青のうねりの中に
沈殿するというのに

ぼくは緑の滴りを満腔に浴びながら、この細道を歩いたのであった。

オオデマリを横目で見ながら歩いたのだ。
その先には、ミズキも咲いている。

ミズキの花言葉は「成熟した精神」「 耐久」である。
ミズキの下には・・・。

リュウキンカも咲いている。
軽やかな花である。
水草の花のようであるけれど、しっかりと大地に根を張っている。
花弁のキレも良い花である。

そうそう、これはつい二日ほど前に我が家に来た「食べるホウズキ」の苗である。
「スィート・キャンディー」と言う種である。
黄色で、甘い実生を着ける。
ぼくにとっては、コンペイトウのような甘さである。
毎日毎日、二粒から三粒は収穫できる。
早く食べたい・・・と今から楽しみである。
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