エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

なんじゃもんじゃの花

2011年06月10日 | 
なんじゃもんじゃの花を見たのである。
だがしかし・・・なんじゃもんじゃの花に辿り着くまでに、幾つかの花の関所を潜り抜ける。

それも楽しからずや!
である。



まずはオダマキである。
花言葉は「断固として勝つ」である。

オダマキで思い起こすのは「静 御前」である。
源 義経の妻である。

 しづやしづ 賎(しづ)のおだまき 繰り返し
  昔を今に なすよしもがな」
静御前(義経記)



義経が平泉に向かっている頃、平家に捕まって清盛の前に引き出され「白拍子」として舞いを強要される。
静御前は当時、京で最高の白拍子とうたわれていたのである。

白拍子・・・舞い手である。



杜若であろうか・・・。
いやアイリスと思っているのである。

イ・ビョンホン主演の韓流ドラマで有名となったアイリスである。



スックとして立つ花である。



最後の関門は「半化粧」である。
透明感のある葉っぱが光を透過して、見るからに涼しげであって美しい。

葉の斑点があたかも春蘭の舌のようで鮮やかである。



これが「なんじゃもんじゃの花」である。

学名は、ヒトツバタゴ (Chionanthus retusus) 、モクセイ科ヒトツバタゴ属の一種である。
別名として「ナンジャモンジャノキ」である。

何処がなんじゃもんじゃか分からないけれど、夢があって楽しい。
ぼくは一人で、ごちた。

「なんじゃもんじゃ!」
と。




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