エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

百合と鉄線

2011年06月23日 | 
実に美しいのだけれど「凛」としている。
佇(たたず)まいがそうした印象を醸し出し、ぼくたちを惹(ひ)きつけるのだ。



スレンダーな百合たちの顔を良く見る。
綻(ほころ)んでいる。



こぼれ落ちんかのように豊かでたわわな笑みである。
とても可愛いおじいちゃんが「百合たちが合唱している」と洩らした。

本当にそうだ!
とぼくも思ったのである。
ぼくも、かなり「おじいちゃん」である。


百合と鉄線




百合の植栽が見事である事は言をまたない。



このゆり園は、処々に鉄線・・・クレマチスが木を這っている。
それが百合の群生とマッチしているのである。



誰が着想したのか知らないけれど、見事なマッチングである。



百合を楽しみ、鉄線を楽しむ。
二度美味しいとはこういった事だろうか。

鉄線の向こうに百合。
百合の向こうに鉄線。

その互い違いが楽しい。

明暗も又楽しいのである。



百合には無い色彩。
それがまた妙なるハーモニーを奏でる。



夢中になって撮った一枚である。




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 荒野人