エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

木漏れ日の午後

2011年06月26日 | ポエム
昨日は天気予報に反して、午後まで晴れ間があったのである。
予約の歯医者に行き、麻酔をかけられ、ガリガリと削られ痺れた唇で昼食を認めたものであった。



歯医者の後、公園に出かけた。
木漏れ日がチラチラと眩しい午後である。



これは藤棚である。
適度の木漏れ日が優しい。






        木漏れ日


      木漏れ日がチラチラと揺れている
      生き物の呼気のように
      たゆたう

      まぶたを撫でると
      スッと去り
      頬を撫でると
      爽やかに通り過ぎる

      木漏れ日は
      きみの頬とくちびるを挟み込み
      彼方へと引き寄せるのだ

      甘やかなきみの項と
      くちづけは
      比類なき木漏れ日のようでいて
      形而下の現実であって
      ぼくは
      既に逃れ難く
      虜になっている









木漏れ日の午後







桜の若葉もすっかり大きくなっている。
密集した葉の間から光が洩れるのは、風情があって好きな景色である。



今日は、ぼくの拙い詩と写真と重なった。
少しばかり重かったかもしれない。

もっと・・・人が見て楽しいブログにできる能力が欲しいのである。





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 荒野人