エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

出会った花を紹介しましょう

2011年06月13日 | 
今日は一日中ムシムシしていたのである。
九州、近畿は激しい雨だという。
九州北部では避難勧告すら出されている。

日本の気候は変わってしまったのであろう・・・。
熱帯性気候に。



ブラシの花である。
真紅の憎い奴である。

きっと瓶の底が綺麗になるに違いない。



これは「ソヨゴ」の花である。
ソヨゴの木には、雄と雌があるのをご存知だろうか?

ソヨゴの名前は、風に葉がそよぐ木という意味である。
その木は、例えばソロバンの珠などに使われるのである。

風情と質実剛健が綯い交ぜになった木であり花である。



雌の花である。



これが雄の花である。
ソヨゴの実生は赤色と黄色とがある。
どちらも食べられるけれど、小鳥が啄ばんで終わる。



そんな物悲しさを感じていたのだが、グミの実に出会った。
色鮮やかな実生である。

ソヨゴの花言葉は「先見の明」である。

これだって食べられるのに、小鳥たちの啄ばむに任される。
それもいい・・・。



そんな輪廻転生を思っていたら、シャラの花に出会った。
沙羅双樹である。

釈迦が涅槃に逢着したのは、この花の下である。

花言葉は「愛らしさ」「善行」である。



萩の花がちょこっとだけ咲いていた。
ショッキング・ピンクである。

このほんの一枝にぼくは希望を見た。

人の世に光あれ
人の世に熱あれ

と謳い上げた全国の結成宣言の文言である。
被災地が光に溢れ、復興の熱に満たされますようにと咲いてくれた花が・・・愛おしい。

管総理の昨日と今日の発言には絶望しかないのだが、ぼくは花たちのように逞しくかつ諦めないでいようと思い始めている。
総理の職を退くと言ったのだから、早く退くべきである。
彼が退かない限り、復興は職に留まった分だけ遅れてしまう。

明暗を分けるのは管総理の退陣次第である。



八重のヤマボウシである。
これは珍しい。



ピンクのヤマボウシの花である。
ピンク斑点も特徴的であるけれど、赤毛のアンのソバカスのようで可愛らしい。

見方によっては汚いけれど、ぼくはそう思わない。
可愛い斑点である。

この花の個性であるからだ。





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 荒野人