エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

山アジサイを愛でる・・・その2

2011年06月16日 | 
高幡不動の山アジサイである。
額アジサイの原点ともいうべき素朴であって、かつ豊かな花である。



静かな時間が創られていく。
その時間の蓄積が、この不動様の全体を形創っているのである。

黒い玉石を敷き詰め、石の手水鉢(ちょうずばち)に密生する青い苔が色彩のコントラストを描く。
静かで鮮やかな時間である。



山アジサイの「しちだんか」である。
線香花火のように咲き乱れている。

下手な花が着いていない分鮮明な印象である。



「瀬戸の夕紅」である。
艶やかな衣裳を纏い、凛として咲いている。



「伊予白」である。
全体として毬のように花が咲くのである。



「楊貴妃」である。
色のグラデーションが綺麗である。



「土佐美鈴」である。
あえかなアジサイ色である。

こうした慎み深い色合いが、好きである。

高幡不動の山アジサイは、今が見ごろである。
高幡不動は、アジサイだけでなく処々にある建物も一見の価値ありだ。

折角だから、本堂の裏手の墓地にも行ってみると良い。
立派な墓が点在し、山全体が追悼の聖地になっているのである。




にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ
にほんブログ村
 荒野人