goo blog サービス終了のお知らせ 

エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

袋掛

2013年08月02日 | ポエム
今、青葡萄には袋がかかっている。
袋掛けの季節である。

袋掛けを季語とした先人の叡智に感服する。
例えば「青葡萄」に袋をかけただけで景色が一変するのだ。

周辺の大気との「妙なる調和」が奏でられる。
まさに麗しき大和である。






「ひそやかに熟成を待つ袋掛」







この葡萄棚を通り過ぎ、ぼくはいつもの池に向かった。



なんと、カルガモの子が4羽泳いでいる。
随分遅い子育てである。

この池でカルガモの子、を見るのは初めてである。
周辺には烏が多い。
本当はもう少し多かったのだと推測できる。



烏に食べられず、元気に育ってほしい。
子どもは、全て可愛い。
未来への希望であるからだ。



          荒 野人