エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

木洩れ日の

2013年08月19日 | ポエム
めっきりと、朝晩は涼しくなってきた。
そうであっても、陽が高くなるに従って暑さが舞い戻ってくる。
やはり、酷暑である。



そうは言っても、空にはすっかり秋の雲である。
近頃、とんと雲の峰に出会えない。
出会えても、輪郭がモワッとしている。
湧き上がるとともに、崩れてしまう雰囲気である。



片影を作る樹上を行くトレイン。
豊島園の遊具である。

豊島園は、意外に桜の名所である。
桜の木は、涼しい影を作ってくれる。







「木洩れ来る日差し切り取る影涼し」







蝉時雨も元気が無くなってきている。
あの騒がしかった日々が懐かしい。



秋に近い日々ではある。



      荒 野人