エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

雲よ

2013年08月07日 | ポエム
今朝は、涼しいそよ風に頬を嬲られて目覚めた。
実に爽やかな朝である。

だがしかし、太平洋高気圧が列島を覆い始めた。それにつれ気温が鰻上りに上がっている。
今は、結構熱い。

昨日の午後遅く、ぼくの街でも驟雨があった。
硝子窓を叩く雨音は、けたたましかった。
お隣の埼玉県では、大きな被害が出たとニュースは報じている。



雨の前の雲・・・。
掃くように、千切るように、そしてぼくの心を揺り動かすのだ。

嗚呼、あの雲の上に女神がいる。
ヴィーナスがいる。







「雲の峰随える雲疾く消ゆる」







今日からは、酷暑を覚悟しろ!
と、ニュース・キャスターが言う。

だが、日影は涼しい。
まるで東南アジアの亜熱帯の国へ出かけたようだ。



雲は、夏と秋を混在させている。
きっと乗り切れるだろう・・・と思う。

そうでなければならない。



       荒 野人