エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

空と雲のメロディー

2013年08月17日 | ポエム
相も変わらず、太平洋高気圧に覆われた関東以西。
熱さに喘ぐ日々が続く。



向日葵は、依然として空を向く。
暑さのシンボルである。

だがしかし、この向日葵の隣りにはススキが穂を出している。
芒は、秋のシンボルである。



夏空に向かうススキは、なかなか勇気があるではないか!
その、季節に竿挿す姿こそが、自然の摂理であるのだ。







「見上ぐれば空は雲掻く暑さかな」







空に描く雲の姿は、天才の為せる業である。



半月が中空に架かる。
この姿は、虹より艶めかしい。

自ら輝かず、光を跳ね返して輝く。
その光源は、見る者の感性を試す。



        荒 野人