エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

雪ふりつむ

2015年02月02日 | ポエム
三好達治の詩が、頭の中を駆け巡っている。





    雪

  太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
  次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

           三好達治(1927年)





美しいオマージュが広がっていく。
そのオマージュは、あくまでも静謐である。







「雪しきり眠りつく人起きる人」







今日は、雪を思う事にしている。

あまりにも悲しい、中東での出来事に心が濡れているからである。
人の美しさを、ぼくたちは失ってはいけないのである。




        荒 野人