エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

巻雲・・・けんうん

2015年02月17日 | ポエム
巻雲(けんうん)は雲の一種であって、冬の終わりに現れる。



刷毛で白いペンキを伸ばしたように、または櫛で髪の毛を すいたように、あるいは繊維状の、細い雲が集まった形の雲である。細い雲片一つ一 つがぼやけず輪郭がはっきりしていて、絹のような光沢をもち、陰影がないのが特徴だ。







「空模様そろそろ春の匂いする」







時として、飛行機の軌跡が巻雲を惑わすけれど、それが面白い。



昨日は暖かかった。
そろそろ春だよ!
と、教えているのであろう。

嬉しい事である。
ここまで人類が壊しつつある自然が、健気にも自らの役割を果たしている。
自然を守る事・・・その人類の役目を改めて自覚しなければなるまい。



       荒 野人