エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

マンサクの花

2015年02月06日 | ポエム
春の魁である。
日本の山野で、春一番に咲くのである。



満作、万作、金縷梅と書いても良い。
学名は「Hamamelis japonica」である。



昨年も書いたけれど、マンサクの語源は、早春に咲くことから「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれている。

まんず咲く。
そうした感性が好きである。
例えば奄美大島で「ハイビスカス」は「年中花」と言われる。
一年中咲いているからである。







「マンサクの兆しの色や肌湿る」







花が開く前は、黄色が濃い。



この蕾が、開くと紐状の花弁を風に閃かせるのである。
なぜかしら、官能を刺激される花である。

因みに花言葉は「霊感」「ひらめき」である。
3月 21日の誕生花であると付記しておこう。




        荒 野人