前回、江南のメージから南京にこだわってしまった。
杭の杭州は、美しい田園地帯が広がっている。
「美麗的地方」である。

水郷の古鎮の家並みは、黒瓦で彩られている。
そのたたずまいは、深く悠久の歴史の重さが横たわっているかのようである。
人々の生活が、倦(う)まずたゆまず続いている。
その家並みの間を「ゆったりと、たゆたう」ように運河が流れている。
生活用水ともなっている。

野菜を洗い、洗濯をする。
ここで生活する人々の匂いは、運河を流れる水の生命力を宿している。
日よけがある軒下では、小物を売る店がささやかに開店している。
また、テーブル一つで食堂が営まれていたりするのである。

ちょっと遠い場所には舟で行く。
屋根が無ければ、江戸時代の猪牙舟(ちょきぶね)と同じ形状である。
櫓で漕ぐのだけれど、結構早いのである。
そうそう、かつて東京は・・・江戸と呼ばれていた時代「東洋のベニス」と呼ばれていたのである。
東京の主要幹線道路の下にはクリークがあったのである。

お年寄りと若者、その衣類の差が楽しい。
洗濯物は外に干す。
生活の基本が息づいている。

この運河沿いにどこまでも歩いていたい。
そう思わせる風景である。

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荒野人
杭の杭州は、美しい田園地帯が広がっている。
「美麗的地方」である。

水郷の古鎮の家並みは、黒瓦で彩られている。
そのたたずまいは、深く悠久の歴史の重さが横たわっているかのようである。
人々の生活が、倦(う)まずたゆまず続いている。
その家並みの間を「ゆったりと、たゆたう」ように運河が流れている。
生活用水ともなっている。

野菜を洗い、洗濯をする。
ここで生活する人々の匂いは、運河を流れる水の生命力を宿している。
日よけがある軒下では、小物を売る店がささやかに開店している。
また、テーブル一つで食堂が営まれていたりするのである。

ちょっと遠い場所には舟で行く。
屋根が無ければ、江戸時代の猪牙舟(ちょきぶね)と同じ形状である。
櫓で漕ぐのだけれど、結構早いのである。
そうそう、かつて東京は・・・江戸と呼ばれていた時代「東洋のベニス」と呼ばれていたのである。
東京の主要幹線道路の下にはクリークがあったのである。

お年寄りと若者、その衣類の差が楽しい。
洗濯物は外に干す。
生活の基本が息づいている。

この運河沿いにどこまでも歩いていたい。
そう思わせる風景である。

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