=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

阿禮神社例大祭(塩尻市)

2009年07月13日 | 【日記】いろいろ
塩尻で行われた阿禮神社のお祭りに行ってきました。

こちらは、曳きものを山車とか屋台とかだんじりと呼ばず、「舞台」と呼んでいます。

1階と2階があり、2階がメインでお囃子組が乗っています。

お囃子は、中太鼓と締め太鼓を一人の打ち手が叩き、笛は複数人で同じ旋律を吹いているようです。鐘はある地区とない地区がありました。

そして、突き出た屋根には若者が乗り出し、吹流しのようなものを盛んに振って威勢がいいです。


こちらのお祭りの特長は、お祭りのお囃子に加えて、童謡や演歌、POPSまでアレンジしてお囃子に加え、これらをみんなで声をあげて歌うところです。
例えば、「もしもし亀よ亀さんよ~」とか、「からす~なぜ鳴くの~」とか「北国の春」なんかを聞きました。
誰もが知っている歌なのでみんな歌えみんな楽しめます。
この「みんな楽しめる」ところは素晴らしいと思います。

曳きもののお祭りって、結構引っ張っている人とお囃子の人、また若者と年寄りなどが一体となって楽しめる機会が少ないからです。
私の地元の祭りももうすぐですが、今後このあたりをうまくやっていけたらと思います。

◆→阿禮神社例大祭HP

そして、もうひとつ面白いのは、
どの地区のお祭りも5台以上の曳きものが集まると、自然と特長のある地区が出てくることです。
私個人の私見ではありますが、

必ず一台あるのが、一番立派な山車を持つ地区で、こちらはだいたい規律がしっかりしていて、山車の飾りつけや照明のあてかた、お囃子のルール、人々の振る舞いまでしっかりしています。

そして次にあるのが、とにかく威勢のいい地区。山車の曳き方は荒くなったりしますが、それがこの地区の特長でみんな楽しんでいます。きっと多少怪我人が出ても目をつぶるか勲章と思うかもしれません。(笑)

そしてもうひとつは、かなりグテグテな地区。奇抜な飾り(たとえばぬいぐるみとか風船とか)をつけてあったりすることも多く、夜にもなると飾りつけも落ちてしまったりところどころになってしまったりしています。人々の統率もいまいちで部外者も多いような気もします。

こうした地区があるような気がするのですが、「クラスに一人はいたいた」って感じなんでしょうか?
でも面白いです。

私の地元の祭、「那古祭礼」もいよいよ今週末、楽しみです!


◆各家庭の軒先にはお祭りのちょうちんが飾ってありました。
こういう渋いのもいいですね。
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長谷川利器刃物店

2009年07月13日 | 【お店】木になる家具や、道具やさん
小さな刃物店ですが、面白いものがたくさん置いてありそうです。

棚に狭しと積まれた箱にはすべて道具の名前が書いてあり、ご主人の几帳面さが伺えます。

足を踏み入れ、「こんにちは」と呼びかけ、待つこと3分。

人が出てくる気配もなく、

私も今必要なものもなかったので、わざわざ出てきて頂いた「見るだけ」では悪いと思ったので、失礼しました。

でもまた来てみて何か買って見たいお店です。



◆〒390-0811 長野県松本市中央2丁目5−24 tel 0263-33-3658 
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松本民芸家具「中央民芸ショールーム」

2009年07月13日 | 【お店】木になる家具や、道具やさん
松本は国宝松本城とともにお蔵の街を目指しているんですね。

こちら、中町通りは電線もなくすっきりした通りに、重厚なお蔵づくりの店舗が軒を並べています。

この中町通りに、松本民芸家具「中央民芸ショールーム」があります。

先週お会いした谷進一郎さんに教えて頂いたお店です。

さて早速お店に入ると、店内の奥行きはかなり長く、1階と2階のショールームで100坪近くはありそうです。


中央民芸さんのシリーズは、大きく分けて4つ

1.欧米風

2.李朝風

3.和箪笥

4.一閑張式


1のシリーズが最も割合が多く、松本民芸家具を代表するウィンザーチェアーを含む商品です。重厚な雰囲気です。

2は松本民芸が初期の頃に、李朝風の家具から学び作り始めたというルーツがあると店員の方に教えて頂きました。1の欧米風とは異なる線の細い家具です。

3は松本に古くからわる和箪笥のシリーズで金具などが四方や引き出しにつけられていて堅牢です。木材も1、2がミズメを使っているのに対し、こちらはケヤキなどを使用しています。

4は木地に和紙を張り漆を塗った商品です。非常に軽く、その上耐久性があるそうです。色も赤や黒、橙などカラフルでモダンな部屋にも合いそうですね。


私も作りたい家具のテイストがいくつもあります。
シンプルな直線で構成された家具やきれいなカーブをえがいた家具、模様の入った家具などなど。でも、まずひとつの種類が確立されないとごった煮になってしまうでしょう。
松本民芸家具のようにいくつものシリーズを持てるのが夢ですね。


店員さんに、「伊那の技専の学生です」とお話すると、
「卒業制作っていうものがあるんですね。その昔、学生(松本技専?)が来て、どうしてもこのウィンザーチェアを作りたいんだって言って、一日中お店にいたことがあるんですよ」と話してくれた。

先輩の熱意に敬服です。

◆松本民芸家具「中央民芸」HP
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