私も南房総に帰郷してから、ちょうど1年が経ちました。
早かったような、そうでもなかったような。
独立を考えて帰ってきたので、今、工房で仕事を開いているのが、
予定通りでもあり、でも「よくやってるなあ」と自分で思う部分もあります。
さて、
ちょうど一年前に仕入れてきた鉋が2丁ありました。
しかし、
この一年、
ひとつは、木である鉋台をこちらの気候に馴染ませるため、
もうひとつは、鉋を使えるように仕込みをする台直し鉋のしっかりしたものを持っていなかったため、
鉋を寝かせていたのでした。
ですが、
先月、削ろう会に行った際、
台直し鉋を購入してきたため、鉋を仕込むことにしました。
ひとつ目の鉋は、
播州三木の鉋鍛冶、横山さん、通称おっちゃん作の「歓心」。
寸六の小鉋です。
(上の写真)
今では稀少となった赤樫の台に入っているのは、東郷鋼の鉋です。
でも、この東郷鋼は明治時代の幻の鋼ではなく、
それを研究し作った鋼と、おっちゃんが言っていたような。
(このあたり詳しくないし、インターネットでもあまり出てこないので、
詳しい方いらっしゃいましたらご教授願います)
しかし、この東郷鋼も現在はもう作っていないようなので、
稀少なことには変わりません。
削った感じは、鋼が硬いのか、かなりサクサクした削り味です。
もう一台の寸六小鉋よりも台が大きめなので、
うまく使い分けようと思います。
二つ目の鉋は、
これまた有名な越後の名工、碓氷健吾氏の「越後の雪灯」
実は、この鉋、昨年の削ろう会の懇親会抽選会で見事に当たった戦利品。
今年の削ろう会でも、知り合いからは、
「碓氷さんの鉋で削らないのかい?」と意地悪されました(笑)
そんなこともあり、ようやくこちらの鉋も仕込みました。
炭素鋼なので、主に杉や檜などの柔らかい木向きです。
工房の身の回りのものを作るときに、結構杉を使うので、ちょうどいいです。
使ってみると、たしかに杉の白太(柔らかくて削るのが難しい)の、
繊維をそぎとってしまうことが少なくなりました。
こちらもどんどん使い込んでいきたいです。
道具ですから、使ってなんぼです。
早かったような、そうでもなかったような。
独立を考えて帰ってきたので、今、工房で仕事を開いているのが、
予定通りでもあり、でも「よくやってるなあ」と自分で思う部分もあります。
さて、
ちょうど一年前に仕入れてきた鉋が2丁ありました。
しかし、
この一年、
ひとつは、木である鉋台をこちらの気候に馴染ませるため、
もうひとつは、鉋を使えるように仕込みをする台直し鉋のしっかりしたものを持っていなかったため、
鉋を寝かせていたのでした。
ですが、
先月、削ろう会に行った際、
台直し鉋を購入してきたため、鉋を仕込むことにしました。
ひとつ目の鉋は、
播州三木の鉋鍛冶、横山さん、通称おっちゃん作の「歓心」。
寸六の小鉋です。
(上の写真)
今では稀少となった赤樫の台に入っているのは、東郷鋼の鉋です。
でも、この東郷鋼は明治時代の幻の鋼ではなく、
それを研究し作った鋼と、おっちゃんが言っていたような。
(このあたり詳しくないし、インターネットでもあまり出てこないので、
詳しい方いらっしゃいましたらご教授願います)
しかし、この東郷鋼も現在はもう作っていないようなので、
稀少なことには変わりません。
削った感じは、鋼が硬いのか、かなりサクサクした削り味です。
もう一台の寸六小鉋よりも台が大きめなので、
うまく使い分けようと思います。
二つ目の鉋は、
これまた有名な越後の名工、碓氷健吾氏の「越後の雪灯」
実は、この鉋、昨年の削ろう会の懇親会抽選会で見事に当たった戦利品。
今年の削ろう会でも、知り合いからは、
「碓氷さんの鉋で削らないのかい?」と意地悪されました(笑)
そんなこともあり、ようやくこちらの鉋も仕込みました。
炭素鋼なので、主に杉や檜などの柔らかい木向きです。
工房の身の回りのものを作るときに、結構杉を使うので、ちょうどいいです。
使ってみると、たしかに杉の白太(柔らかくて削るのが難しい)の、
繊維をそぎとってしまうことが少なくなりました。
こちらもどんどん使い込んでいきたいです。
道具ですから、使ってなんぼです。