昨日、「桜守」講習会を受講してきました。
文字通り、桜の木を適切に維持、管理するための知識と技能を学ぶものです。
日本各地に桜の名所は数あれど、けっこう数多くの名所がダメージを受けて、以前のような咲き誇りが見れなくなってしまった場所もあるそうです。
家具工房つなぎで使っているサクラは「山桜」という原種ですが、
ソメイヨシノは、園芸品種ですので、それなりにお手入れが必要なのかもしれません。
一般に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われるとおり、
桜の木は切らないほうがいいのですが、
「この言葉」があまりに頑なに浸透してしまっているおかげで、「桜の木に触れることするすらタブー」的になっていて、
「もう少し枝ぶりをこうしたいのだが」と思いながら、自然に任せるしかないと思っている方も多いのではないでしょうか。
実際、私も含め講習会参加者のなかにも何人もこのような誤解を持っている方がいらっしゃいました。
正確に言えば、
桜は切ってもよい、ただし「切る時期」「切り方」に注意しなさいということで、
「何も考えずに」桜を切ることが馬鹿だと昔の人は言いたかったのではないでしょうか。
そして「桜の木は、切った箇所からばい菌が入りやすい」という性質から、このようなことが言われていると思われるので、
まずはこれを肝に銘じておく必要があります。
それを心にとどめておけば、あとは基本他の樹木と扱いはおんなじかもしれません。
切る時期、これは桜に限ったことではないのですが、ちょうど今、菌も少なく木も生育を止めている冬の時期がいいそうです。
切り方については詳細は省きますが、簡単に言うと枝の根本から切るということです。
横着をして、切りやすい枝の途中でぶつ切りをすると、そこから腐ってしまいます。
そして、切った箇所には、専用の保護剤を塗って、菌の侵入から守ることが大事です。
その他には、桜に多い「てんぐ巣病」の処置、寒肥の仕方などを学びました。
(大房岬から桜と東京湾をのぞむ)
この冬を乗り切れば、春、そう皆さんが楽しみにしている桜の花見の季節ですが、
花見でも、できれば木の根元の付近に固まるのはよくないそうです。
桜の根は、地表からの浅いところに伸びているため踏み固めてしまうと根の生育に影響があるそうです。
「きれいだから」と言って、枝をもぎとってしまうのも言語道断ですね。
桜は日本人であれば老若男女誰でもが好きなはずです。
ですが、昨日の参加者の平均年齢は還暦オーバーだったかな?という感じです。
(しかしシニアパワー全開で木の上まで登って少しひやひやしました)
若い方にもぜひ興味をもってもらいたいです。
次は、2月22日土曜日に桜の苗木の植樹がある予定です。(HP見たらまだ出ていませんでしたので)
詳しいことは、
大房岬のHP
でチェックしてみてください。
文字通り、桜の木を適切に維持、管理するための知識と技能を学ぶものです。
日本各地に桜の名所は数あれど、けっこう数多くの名所がダメージを受けて、以前のような咲き誇りが見れなくなってしまった場所もあるそうです。
家具工房つなぎで使っているサクラは「山桜」という原種ですが、
ソメイヨシノは、園芸品種ですので、それなりにお手入れが必要なのかもしれません。
一般に「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われるとおり、
桜の木は切らないほうがいいのですが、
「この言葉」があまりに頑なに浸透してしまっているおかげで、「桜の木に触れることするすらタブー」的になっていて、
「もう少し枝ぶりをこうしたいのだが」と思いながら、自然に任せるしかないと思っている方も多いのではないでしょうか。
実際、私も含め講習会参加者のなかにも何人もこのような誤解を持っている方がいらっしゃいました。
正確に言えば、
桜は切ってもよい、ただし「切る時期」「切り方」に注意しなさいということで、
「何も考えずに」桜を切ることが馬鹿だと昔の人は言いたかったのではないでしょうか。
そして「桜の木は、切った箇所からばい菌が入りやすい」という性質から、このようなことが言われていると思われるので、
まずはこれを肝に銘じておく必要があります。
それを心にとどめておけば、あとは基本他の樹木と扱いはおんなじかもしれません。
切る時期、これは桜に限ったことではないのですが、ちょうど今、菌も少なく木も生育を止めている冬の時期がいいそうです。
切り方については詳細は省きますが、簡単に言うと枝の根本から切るということです。
横着をして、切りやすい枝の途中でぶつ切りをすると、そこから腐ってしまいます。
そして、切った箇所には、専用の保護剤を塗って、菌の侵入から守ることが大事です。
その他には、桜に多い「てんぐ巣病」の処置、寒肥の仕方などを学びました。
(大房岬から桜と東京湾をのぞむ)
この冬を乗り切れば、春、そう皆さんが楽しみにしている桜の花見の季節ですが、
花見でも、できれば木の根元の付近に固まるのはよくないそうです。
桜の根は、地表からの浅いところに伸びているため踏み固めてしまうと根の生育に影響があるそうです。
「きれいだから」と言って、枝をもぎとってしまうのも言語道断ですね。
桜は日本人であれば老若男女誰でもが好きなはずです。
ですが、昨日の参加者の平均年齢は還暦オーバーだったかな?という感じです。
(しかしシニアパワー全開で木の上まで登って少しひやひやしました)
若い方にもぜひ興味をもってもらいたいです。
次は、2月22日土曜日に桜の苗木の植樹がある予定です。(HP見たらまだ出ていませんでしたので)
詳しいことは、
大房岬のHP
でチェックしてみてください。