=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

「やれるかやれないか」でなく「やるかやらないか」

2014年01月25日 | 【志事】独立を選んでからの日々
本日、南房総起業家ツアーがあり、その訪問先として家具工房つなぎに20名近い方が訪れてくださいました。

このツアーは、市の主催で、
南房総への移住、起業を目指している方々を対象に、市内の起業家を訪問する内容でした。

限られた時間でしたので、
私から冒頭に「みなさんの今日一番お聞きになりたいことは、果たして南房総でやっていけるのかどうか」
ということではないでしょうかと投げかけさせて頂き、

その回答として、生意気にも、人生の先輩方の前にも関わらず、

題名のようなことをのたまわせていただきました。

「○○でやっていけるの?」これは実によく聞く言葉です。
自分を心配して言ってくれてる友人や知り合いもたくさんいます。ありがたいです。


でも、私が言いたかったことは、
現在はとても恵まれた時代で、戦争もない、身分制度もないし、家業を継がないといけないとかいう風習も薄くなり、
一方で、義務教育、さらには大学全入時代、インターネットを検索すれば、たいていのことはわかるし、動画まである。
食べ物は贅沢言わなければあるし、ネットショッピングでなんでも手に入る。
つまり、いろいろな垣根や障害が低くなってきていて、本人のやる気次第でいろいろなことができる時代と思う。

私の実体験では、
「子どものころ、地域のお祭りの笛吹きさんがかっこよく見えたのだが、昔は笛は弟子制でかなり隔離された世界のように見えていて、やることができなかった」(あくまで本人の見解で、やる気がそこまでだったということもできる)
しかし、30代を過ぎて、地元でお祭りをやると、
「友達が吹いていたりする」「笛教えてあげるよという人もいる」、ネットには動画もあってセンスのある人なら、それを見て吹けるようになっちゃう人もいる。かくして、私も笛の世界に足を踏み入れたのだが、
この体験が、家具工房を始めたきっかけのすべてとは言わないが、
そのひとつとして、ツアー参加者に笛をお見せしながら(吹いてないよ)お話させていただいた。

もちろん、この言葉だけで終わったら、ただの根性論みたいなので、
あくまで出発点はこれであって、ここから「じゃあ、どうやってやっていくか」を真剣に考えましょうということで、
自分の開業準備から起業してからこれまでの経験に基づき、3、4点、具体的な取り組みをお話させていただきました。

どこまでお役に立てたかわかりませんが、
一人でも南房総に越してきて、一緒に仕事を創り出していく仲間ができたらうれしいですね。

ご訪問ありがとうございました。

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カホンプロジェクト 顔出し

2014年01月25日 | 【日記】いろいろ
明日、南房総リパブリックが開催する「カホンワークショップ」準備に顔を出してきました。

すみません、本日の南房総起業家ツアーの受け入れ、明日のクラフトマーケット準備等あり、本当に顔出しでした。

写真は、準備スタッフが会場配置を検討しています。

明日は、

カホン製作、

さらに、演奏者によるカホンのライブ

が、半屋外の空間で行われます。

参加者はすでに満員御礼でいっぱいのようで、とても楽しいイベントになりそうですね。

→カホンという楽器についての説明などはこちら
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小物づくり

2014年01月25日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト
ただいま日曜日の「トミオマルシェ」出展のための小物を作っています。

クラフトフェアのイベントですと、
お客様の予算帯はおよそ数千円と思いますので、
家具は紹介程度で、小物を販売する予定です。


桜の木のしおり

カッティングボード

温度計

カード立て

等です。


小物をこんなに本格的に作ったのは初めてで、
小さいですが、それなりに大変です。
でも、作ってみると、家具と違って、かなり自由に切ったり、削ったりするところが、
頭を使わず、感性だけで作業できるところが楽しいです。

家具工房つなぎでは、家具は「作品」ではなく「製品」という位置づけで、
もちろん、サイズもそれぞれオーダーに合わせ、木も何一つ同じものはないですから、オンリーワンには違わないのですが、
なんだか「作品」というとちょっと高尚に聞こえてしまうので、
もっと身近に「使うための道具」として「製品」と考えているのです。

ですが、
小物は、「オンリーワン」感が満載ですね。
カッティングボードなんかは、木の大きさを活かして、フリーハンドで切って、「うーん、こうかな?」
なんて感じで削っています。
型を作って同じ形のものを削るのもいいのですが、面白みがありませんよね。
無論、「使うための道具」という意味合いは変わらないですが、
小物は胸を張って「オンリーワンです!」と言えそうです。

ちょっと日曜の天気が心配ですが、明日ももう少し作りこもうと思います。
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