設計士の神向寺さんのお宅の拝見と、これから自分が建てる工房のちょっとしたご相談に伺ってきました。
鴨川の田園に溶け込む板張りの家には設計士さんならではのこだわりや工夫があちこちに施されていました。
憧れの熱交換式換気装置や高品質の透湿防水シートなどのハイテク機能面はもちろん、
伝統工法のアレンジ、細部のこだわりや見た目を意識した納めなど設計士ならではの素晴らしさでした。
うちの工房はミニマムな性能と作りの予定なのでそのまま取り入れることはできませんが、外壁は同じ杉板の予定なので納めなどいろいろご相談にのっていただきました、ありがとうございました。
今回、神向寺さんがご自身のお宅で積極的に新しい工法など自由に試みをされていることに感銘を受けました。
自分の工房建築は各専門の業者さんの力を借りながらも分離発注という自分が施主兼総合マネージャーとして全体設計から細部の納めまでを決めて、手配進行させていく方式なのですが、
自分自身知らず知らずのうちに、まともな建物にしよう、失敗はできないという方向に寄っていてしまっているのではと反省しました。
もちろん、設計士さんの裏打ちされた試みと自分の場合は違いますし、資産をなげうって建てるので失敗はイヤですが、でも自分のものなんだから、もっと自由にお試し部分を入れて楽しんでもいいのかもしれません。
ちょっとそんな気持ちの転換もできた貴重なお時間でした。改めてありがとうございました。