餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

豚料理は大抵猪でも

2020-09-17 23:27:37 | 映画

映画「僕は猟師になった」を見て来ました。

猟師と言うと鉄砲を担いだイメージですが、この方はわな猟師。罠を仕掛けてイノシシや鹿を捕る人です。しかも食べる分だけ。害獣退治をしているわけでも捕って売ってのでもないのが不思議。自給自足に近いです。糞や足跡からイノシシや鹿の行動を見て通る道を推理します。しかも法律で罠の大きさは12センチ以下。そこを踏み抜く確率って半端なく低いような。雪が降ると足跡が残るのでボーナスタイム、雨が降ると自分がいた匂いを消してくれるのでラッキーだそうで。動物との頭脳戦なのね。鹿は頭の位置が高いのでまだいいのですが、地面に鼻をつけて進むイノシシはやっかいだそうで。罠の気配に敏感です。罠にかかった獲物は棒で頭を叩いて昏倒させ、ナイフで心臓を刺して射止めます。この昏倒させるシーンが結構うまくいきません。剣道のにらみあいみたい。最後のイノシシはそばの枝をくわえて応戦していました。すごい。どっちも必死です。解体シーンも生々しいですが、淡々としています。小学生の息子さんが手伝っているのがすごい。本来食べるってこういうことなのね、という映画でした。