餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

カツ丼を分ける時に

2021-02-25 22:23:00 | 映画

映画「花束みたいな恋をした」を見て来ました。

予告編を見てこれは間違いない映画だと思いました。間違いがないから打ち切りもないだろうし、意外性もないだろうとつい後回しに。ようやく見に行けました。うん、間違いない。有村架純が面倒くさい女の子だったのがちょっと意外でした。管田将暉が面倒くさいのは意外でもないけど(こらこら)。二人の趣味が渋すぎてついていけません。わかったの押井守が神ってところだけ?時代を追っているのであったあったが楽しいです。

谷瑞恵「額装師の祈り 奥野夏樹のデザインノート」と加藤英明「池の水ぬいた!ため池の外来生物がわかる本」読了。

「額装師-」オーダーメイドの額を作る職人奥野夏樹を巡る5つの短編です。西洋の額縁ですが依頼を受ければ変わったものの額装も引き受けます。額装して欲しいものが変わっているし、額装する為に夏樹は依頼人の秘密にも迫っていきます。何故それを額装したいか、わからなければデザインできないそうで。たかが額、しかしそこを通してみえてくるものというのが面白いです。

「池の水-」「かいぼり」の必要性を子供向けにわかりやすく説明した絵本なんですが、湖と沼と池の違いから、日本の池、池の作られた訳、米と農耕文化まで説明してあります。ため池は西日本に多く、川より高い位置で米を作るため必要でした。しかし人が作った池なので人が手入れしないと環境悪化が起こります。また外来生物が増えることによって在来生物がいなくなったり、交配がおきたりします。ため池のかいぼりをしたら海の海苔の色落ちが収まったということもあったそうです。動物や魚だけでなく植物の外来種も多いんだなと。コイが外来種なのも意外でした。