7/2分です。
「ホーム・スイート・ホーム」を見て来ました。
8人の現代美術作家の方が家にまつわる作品を展示しています。日本以外に建てられた日本家屋を再現してみていたり、今はないかつて自分の住んでいた家を等身大のスケッチで再現したり、中国に伝わる打豆腐という地方劇を現代に生きる自分が再現して見たり。鎌田友介さんの日本でも活躍した建築家アントニン・レーモンドの映像作品がショックでした。日本家屋に造詣が深かったのでアメリカでそれを再現し焼夷弾実験に協力、どうやったら効率よく町が燃やせるかの実験でした。戦後はそれを悔いてヤマハのピアノのデザインや建築設計を通じて復興の一助となるように活躍したと。アントニンさんがひたすらピアノの調律をしている映像にその説明が流れていました。うーん、いろんな実験があったのね。
茶柱まちこ「貸本屋七本三八の譚めぐり」読了。
「本」には力が宿っており、薬にも毒にもなる世界。技術を伝える術本と物語を扱った譚本があるのですが、譚本が大事件を起こしたと言うので世間の本屋には術本しかありません。そこで譚本しか扱わない貸本屋「七本屋」は何やら政府の仕事も手伝っているようで。世間ではつまはじきにされていますが、色々な悩みを持つ人が訪れます。日本の大正にあたる時代みたいです。まだ怪異がうごめいていた時代かもしれません。
7/1分です。
映画「大名倒産」を見て来ました。
庶民の育ちの小四郎はある日突然藩主になる。すると藩には100憶の借金が。江戸に冷水売りに来ていた幼馴染さよと再会。そのさよの格好が水色の地に大ぶりの赤い金魚のエプロン。おー、ずっとその衣装を着けているよ。楽しかったです(そこかいっ)。さよちゃんが倹約のアイデアを次々出すし、病弱だったりうつけだったり藩主になれなかったお兄ちゃんたちが頼もしい。仲がいいよ。ロケ場所が豪華。二条城だ。あれは彦根城だったのか。詩仙堂だったんだ。いい庭よね。鮭おにぎりが食べたくなります。
村上しいこ作/田中六大絵「体育館の日曜日 ペットショップに行く前に」読了。
土曜日の真夜中に一輪車は変な匂いに目を覚まします。見るとバケツが頭の中で飼っている金魚がなくなっています。バケツはすやすや眠っています。取り敢えず隠しておこう、一輪車が金魚をすくい外に出るとちりとりに呼び止められます。一人でそーっと体育館を抜け出すのは怪しいと。事情を話して家庭科室の冷蔵庫に預かってもらいます。戻ってくると金魚がいないとバケツが号泣。言うに言えなくった一輪車とちりとり。他のメンバーはいなくなったのなら張り紙をしてもらおうとペットショップに行くことに。すると公園でお祭りをしていてみんなはついおまつりに吸い寄せられて。
設定がわからん。日曜だけ話しているのかと思ったらかっぱ温泉のおばちゃんと話しているし。まつりの試食をほおばっているし。金魚すくいをしているし。誰も気にしないのね。楽しいやん。最後は花壇に埋めてみんなで手を合わせていました。
おまけの4コマでかっぱ温泉で金魚の水槽を見られる金魚の湯につかるバケツと一輪車。でも見るだけでなくなにか一緒に入りたいと言うとおばちゃんがワニの湯を薦めていました。怖い怖い。ワニが寄ってきています。