8/14分です。
台風が近づいています。大丈夫、読む本は借りてきたぞ(何の心配だ)。
アンソニー・ホロヴィッツ「その裁きは死」読了。
元刑事で今は探偵のホーソーンの事件の記録を作家のホロヴィッツさんが書くシリーズの第二弾です。もう仕組みはホームズとワトソンです。もうホーソーンが自分勝手でホロヴィッツさんが腹を立てるのもうなずけます。でも切れるのも確か。同じものを見聞きしているのにホロヴィッツさんは違う結末に。しかも脅しにあったりケガをしたり邪魔をしたり踏んだり蹴ったりな目に。もうシャーロックホームズそのままなのですが、すごいのはホロヴィッツさんが作家の自分の仕事をそのまま出しているところ。もう本当の話みたいです。
しかし殺された離婚専門の弁護士さんの担当していた離婚の相手が有名な作家でアキラ・アンノ。やけに日本の事情に詳しいような。ホロヴィッツさんアニメファンかな(アニメの話は出て来ません)。
8/13分です。
「KOBEとんぼ玉ミュージアム企画展 ガラスの水族館」に行って来ました。
小さなところでいつもはすいているのに、すごい人でした。いやミュージアムはすいていたのですが、体験でとんぼ玉を作ったり好きなパーツを選んでキーホルダーにするコーナーが大混雑。ちゃんと観光案内に載っているのね。お盆だしね。ミュージアムはすいていると思って見ていたらそれなりに人が入って来ました。綺麗な作品が多いのですがリアルな蝉のぬけがらや繊細な蚊の作品など作っている人が。何か気が合いそう。この時期ここは危ないのよね。思った通り企画展の水族館のコーナーには素晴らしい金魚がわらわら。困ったことにここのコーナー買えるんです。色んな金魚や金魚の上にコップがついたグラスも。もう超ひらひらの真っ赤な金魚の上にヒガンバナの咲いたグラスも。値段票をそっと見ます。手が届きそうなのは売り切れていました。ほっ。誘惑に勝ったぞ(それを勝ったというのか)。
8/12分です。
「花のお江戸ライフ -浮世絵にみる江戸っ子スタイル-」を見て来ました。
ポスターが鏡を見る女性の浮世絵。髪型とか着物とか美人画中心の浮世絵展だろうなと見に行きました。うぉーーーーっ!これは私のための展覧会か。欣喜雀躍です。江戸の生活ということで章がいくつか分かれていました。旅行、メイクアップ術、ペットブーム、グルメ、ガーデニング、季節の彩り、肉筆画。色々興味深いのですが、なかでもペットブーム。犬猫だけかと思ったら金魚金魚金魚。こんなに揃っているの初めて見ました。多いのでシチュエーション別に。
池に金魚、歌川国芳「池の金魚とねこ」
角盆に金魚、歌川国芳「朧月猫の草紙 四編」、池田湖龍「雛形若菜の初模様 大かなや内白たえ」、歌川貞秀「新吉原京一丁目角 海老屋内 東路」、歌川貞秀「横浜ノ商館ニ佛蘭西人金魚ヲ翫ブ図」
丸盆に金魚、初代喜多川歌麿「夏」、菊川英山「金魚鉢を見る母子」、二代目歌川国貞「あづまげんじ みたて五節句 さつき」
金魚玉、喜多川秀麿「金魚玉を持つ若衆と娘」、歌川国安「風流娘手遊 金魚」、渓斎英泉「金魚玉を持つ娘」、歌川国芳「文月」(三枚綴りの絵で天井から吊るす大きなタイプでビーズと房が豪華についています)
金魚屋、初代歌川豊国「二代目尾上松介の金魚屋金八と初代市川市蔵の浮世床の股平」、歌川国芳「見立て夏景色」、歌川国貞「源氏十二ヶ月之内 水無月」
ガラス水槽、歌川国芳「今様伊勢物語」「源氏模様娘雛形 浜名宗清、桂木、氏尚、紅梅」
金魚柄の着物、歌川国貞「曲水遊覧之図」
あと肉筆画で初代歌川豊国「金魚鉢を持つ女」、雪丸「金魚鉢を持つ女」がありました。どちらも金魚玉に2匹の金魚です。
眼福眼福。カタログを買ってニマニマしています。