餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

クロワッサン学習塾

2023-11-17 23:40:54 | 本と雑誌

7/23分です。
兵庫津ミュージアムというのが出来ているのを知って行ってみました。おおっ、イオンが出来ている。橋の上にあった清盛くんがイオンの前に置いてある。何年ぶりだろ。全然知らないところになっています。「みんなで遊ぼう!ひょうごレゴ展」をしていました。そんなに広くないからすぐ見れると思ったら、ビデオが多い。常設展も含めて閉館ぎりぎりまでいました。大和田泊も神戸港の歴史もわかります。勉強になるわ(忘れるけど)。
伽古屋圭市「クロワッサン学習塾」読了。
教員をやめ息子と地元に帰った三吾は父のパン屋で働き始める。そこで万引き騒ぎがあり小学生の女の子と話したとき、学習に問題があることがわかり息子の宿題のついでに勉強を見ることに。
軽い感じの勉強ものかと思ったら、考えると意外と重いテーマでした。識字障害というのは聞いたことがあったけれども、どういう感じなのかはわかりませんでした。ディスレクシアと言うそうです。あれ、最近聞いた気もする。まあいいか(いいのか)。それは確かに勉強が遅れるわなと思いつつ、テレビ学習もあるし最近は歌やアニメで覚えるのもあるしいい方法があればいいなと思いました。出て来るパンも普通に美味しそうでした(普通かいっ)。


どっちもどっちだし

2023-11-17 23:39:33 | 映画

7/22分です。
映画「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」を見て来ました。
そうかAIの発展でラプラスの悪魔が復活したのね。不確定性原理でいなくなったかと思っていたのに。今は壁に収納式になっていますが、飛行機のパイロットの人のエッセイで新幹線の壁の荷物かけのフックが怖いというのがありました。事故が起こったらあれは凶器だと。うん、尼崎の列車事故が起きてから、時々列車に乗っているとき今衝突事故が起きてこの車両が進行方向を下にして立ち上がったらどうなるだろうと考えてしまうことがあります。下になったらこの人数が降って来るのか。ひじ掛けを頭にしてよけるのと網棚に入るのとどっちがいいのだろうとか。まあとっさに動けませんけど。
と、言うことで(どういうことだ)これもまた続くのね。


大丸京都営業推進部

2023-11-17 21:29:28 | 本と雑誌

7/21分です。
望月麻衣「京都寺町三条のホームズ10 見習い鑑定士の決意と旅立ち」読了。
京都骨董屋のいけず男子探偵第10弾です。今回もホームズの修行編ですが、ちょっと趣が変わっています。いよいよ葵ちゃんが二十歳の誕生日を迎えるので、ホームズは休みをとって二人で旅行に。なんと九州の豪華列車です。うらやましい。まあ色々問題は起こるのですが。とても甘い巻でした。円生さんが何だか粋なことを。そうだったのか。


ひんやり夏和菓子だ

2023-11-17 21:27:53 | 本と雑誌

7/20分です。
鳥居満智栄「電子レンジで簡単!ひんやり夏和菓子」読了。
最近の和菓子作りは電子レンジがマストなのね。夏和菓子の材料に寒天や葛や本わらび粉はわかるけど、アガーって何?と思いました。後ろの材料の説明を読むと透明度が高く無味無臭のゼリーだそうで。カラギーナンという海藻やローカストビーンガムというマメ科の種子の抽出物からできているそうです。この本ではもうこれ水でしょというくらい透明感のあるお菓子に使ってありました。あと水の代わりにサントリー天然水のレモンとかいろはすのミカンとか。なるほど香りがついて食べやすいと思いました。
「金魚」これがまさにアガー。いろはす日向夏&温州のアガーの中に練りきりの真っ赤な金魚と黒ゴマと青のりを混ぜ込んだねりきりの石が浮いています。透明度が高くて金魚がくっきり、石がちょっと藻が付いているみたいでリアルです。
「水鉢」黒すりゴマを練りこんだ練りきりでこしあんを包み上を卵でへこませます。へこんだ部分に赤い練りきりの金魚を2匹入れ、寒天液を流し込み、抹茶で色付けした練りきりの蓮の葉をのせています。これってつくばいよね。
夏らしいさわやかなお菓子が多くて楽しいです。何がいいって、最初の夏和菓子の紹介のページに出ているのが上記の「金魚」のお皿をのせたトレーを持っている写真でした。かわええ。


むっちゃ見ているよ

2023-11-17 12:16:11 | アート・文化

7/19分です。
「琳派の扇絵と涼の美」と「THE新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」を見て来ました。
「琳派の-」扇をわざわざ表装にしたてたり、扇にした跡のない扇の貼り交ぜ屏風とか。扇というものがそもそも絵の型なんだろうなと。緻密なのもいいですが、芳中のたらしこみざっくりも好きです。雪佳のセンス好きです。
「THE新版画-」浮世絵が廃れていく中、伝統の技法が廃れてはいけないと高い芸術性を意識した、明治以降の画家による新しい木版画の取り組みが「新版画」だそうです。これを牽引し広めたのが版元・渡邊版画展の渡邊庄三郎です。渡邊さん水彩画とか版画に向きそうな絵の人に色々声をかけています。外国の人の絵も結構あります。新版画すげーと思ったのは色数もさることながらその絵柄。北斎広重もモダンだったけど、一気に近代画になっています。わざとばれんの跡が残る摺り方をしたり、輪郭を空刷りにしたり。フェルメールが印象派を飛ばしてマチスになったような驚きです。チャールズ・W・バートレットさんの「ホノルルの波乗り」なんて今のおしゃれなイラストですよ。巴水ももちろん美しいのですが、今回心打たれたのは小原祥邨の「金魚鉢と猫」。蓋のない金魚鉢にリアルな金魚が3匹。それをリアルな白黒猫が狙っています。同じ構図でオレンジ背景版と板間にすだれバージョンがありますが、残された版木の痛みからすだれバージョンが売れたようです。この後起こる惨事が予想されそうな絵ですが、中国語で猫は「耄」で長寿を金魚は「金」であり魚は「余」と同音で福をなすことから吉祥図ともとれるそうです。めでてぇなー。
行田尚希「海の上の博物館」読了。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島に建つ茅埜辺市立博物館。臨時職員として働き始めた若菜は地元の人の愚痴聴き係からイベントの着ぐるみまで雑務の多さに辟易しています。いつになったら博物館のキュレーターらしい仕事ができるのか。文化の保護と市の発展の板挟みにあったり、報われないことも多いですが頑張ろうと思える話でした。うーん、古文書を引き取るのにまず収蔵庫の空きを作らないと…頭の痛い問題です。