自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆続・グレタさんにしかられる

2019年12月18日 | ⇒メディア時評

   前回のブログ(17日付)で日本人のトイレットペーパーの「無駄遣い」について書いた。その趣旨は、ヨーロッパからの留学生の指摘で、「日本人は一回で使うトイレットペーパーが長いというのが留学生の間では常識だ」と。試しに目測で一回で使うトイレットペーパーの長さを、左右の手で間隔を示してもらった。それを定規で測ると、日本人学生(男子)2人は85㌢と90㌢、ドイツとフィンランドの男子学生はそれぞれ50㌢と60㌢だった。最大で40㌢も差がある。確かに日本人はトイレットペーパーを使う長さが長く、自身も70から80㌢で使っている。無駄に長いと思うこともある、と述べた。

   ブログの読者からさっそくコメントをいただいた。「日本人と外国人では排泄される便の状態が違います。 肉食中心の外国人の便はコロコロタイプなのでトイレットペーパーは少なくて済みます。しかし、日本人は雑食なので便が柔らかいです。そのためトイレットペーパーも長く使用することになります。 無駄遣いしているわけではありません。 誤解なきように。」

   食生活の違いによって、排出する便の状況が異なる。肉食だと「コロコロタイプ」、雑食性の食事だと「柔らか」タイプになりがちだ。すると、トイレットペーパーの使い方も異なり、「柔らか」タイプは丁寧に拭くことになるので紙の量も多くなる。それが肉食性の留学生から見ると、雑食性の日本人はトイレットペーパーを無駄遣いしているように勘違いされる、 という訳だ。的確なコメントをいただいた。

   そこでもう一度、留学生たちに会って、話を聞いてみようと考えた。彼らは日本に来て、大学では学食を食べている。すると、肉や魚、ご飯とおそらく雑食性の食生活になっているはずだ。ヨーロッパでの生活に比べ、便が柔らかくなっていると推察する。すると、それがトイレットペーパーの使い方にどう変化があったのか、従来と変わらないのか、あるいは少々長くなったのか、と。

⇒18日(水)朝・金沢の天気      あめ


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