熱海温泉「清水共同湯」

熱海温泉「清水共同湯」

「目標を肉眼で確認。迎え撃ちます」


「のび太クン、よく聞いて。向こうに見える小川商店で入浴券を購入し、脱衣所内にあるホルダーに装填すれば安全装置解除よ。がんばってね」



「了解。こんなのオイラ一人でお茶の子さいさいヨ」
フンフンフ～ン

「大変ですっ!目標に高エネルギー反応です」

「なんですって！！」
「逃げちゃダメダ、逃げちゃダメダ、逃げちゃダメダ…。そう、逃げちゃ駄目なんだ」
逝きますっ！　ダァァァァァっ
「のわぁぁぁぁぁぁ～ アチョォォォォ～～」


「のびちゃんが、全く歯がたたないなんて」
「作成変更。気合バリア三重に装着。湯もみ、かけ湯解除。民間人とともに加水を許可します」
「加水か…、やるなぁ」
「水道全開っ!!」
　　ドバドバドバ…
「まだまだぁっ」
　　ドドドドド…
「民間人完全に制御不能。暴走モード突入です」
　　ズドドドドド…
「緊急事態発生。民間人の暴走により加水率は250%に達しました」

ちゃぷん。
「…温いな」
失敗・・・

無人の共同浴場の場合、先客次第で熱すぎたり、温すぎたり。
ケッコウこういう経験って多いんじゃないかなぁ。