以前にも紹介した小田急百貨店新宿店ですが、店内のことなど、少し記してみます。
小生における新宿店の印象的は、ズバリ「階段」です。
ここの階段は、「X」字型になっており、「踊り場」で交差するばかりか、そこにトイレが設置されていました。
銀色の手すりの配向をたどることで、「X」字状の階段のイメージがつかめるかと思われます。
小田急百貨店新宿店の階段の様子
子どもの頃はよく迷ったものですが、今考えてみるとよく出来ていて、普通の階段と異なり、どちらの方向(売り場)へも行くことが出来ます。来店者の回遊性を持たせる工夫だったのかもしれません。
そして、当時は数多の百貨店がありましたが、中でも小田急百貨店へ連れて行って貰えるのが嬉しくて、なにが嬉しかったのかと言えば、それは電車を見ることが出来たからでした。
小田急百貨店から新宿駅方面への風景
売り場の端の傍らに、小窓が設置されたスペースがあり、そこから新宿駅を見下ろすことが出来ました。普段見ることが出来ない高さから中央線や山手線などが楽しめ、当時はまだ埼京線もなく、貨物列車や電気機関車なども新宿駅を走っておりました。
両親が買い物をしている間、「ここで待っていないさい」と言われ、楽しく電車を眺めていた思い出があります。
移転する前に行ってみましたが、小窓は健在で、そこから見る風景に懐かしさを覚えました。
もう店内に入れることはないでしょう。同じような作りになるはずもなく、階段も小窓も記憶の中です。
今年も残すところ、あとわずかとなりました。2022年・・・どんな年だったでしょうか。
色々なことが大きく転換・変化・風向きが変わった・当たり前だったことが無くなってしまった、そんな一年だったような気がします。
本年もご贔屓頂きまして誠にありがとうございました。
また来年も、幸多き年でありますように。
今日も気ままに、ガッタン・ゴットン管理人
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