今回は迷うに迷いましたが、恥を忍んでコレを取り上げてみます。ただし、あまりも「すさまじい状態」なので、写真は白黒加工しました。
子供の頃、鉄道模型に関する情報源は、月刊「鉄道模型趣味」しかありませんでした。しかし、ご承知の通り、とても子供が気軽に読めるような雑誌でなく、もっぱら写真や新製品情報を眺める程度でしたが、それでも毎月発売日が楽しみでした。
ある時、「PLAY MODEL」という雑誌が「鉄道模型趣味」の別冊として新たに発刊されたことを知り、その内容に激しい衝撃を受けました。これまで、お堅い雑誌しかなった時代に、実に「ライト感覚」の内容で、また奇抜なアイデアがいくつも提案され、中には「これは?」という記事もありましたが、夢中になって読んだ記憶があります。
その「PLAY MODEL」で取り上げられた記事の一つに、車両の長さを切りつめて、マスコットのような極端に短い車両へ改造するのがありました。子供ながらに、常識を覆す記事にすっかり触発されて作ろうとしたのが、下図の「小田急5000形・ショートタイプ改」です。関水金属の101系の車体を短く切断し、GM小田急9000形組み立てキットに「おまけ」で付いていた5000形の「お面」を両端に貼り付けて、車両長が著しく短い両運転台の電車を作ろうとしたものです。床下パーツは自分でプラ板を用いて自作を試みました。しかし、ご覧の通りパテもそのままの状態で、子供には改造が難しく途中で投げ出しました。その後、押入の奥深くに「忘れたい過去」として封印・押し込められていたものです。今回、恐る恐る「発掘」してみましたが、既にプラスチックが劣化し、各部が破損・損壊、原型を止めていません。
小田急5000形・ショートタイプ改の前面と側面
屋根の様子 既に大破した自作の床下
←運転台 客室 運転台→
子供の工作物とはいえ、あまりにひどい。自分でも唖然としますが、「PLAY MODEL」を傍らに置きながら、貴重な101系を犠牲にしつつ、一生懸命記事のまねをしていたのでしょう。今思えば、まさに「Bトレイン」を作ろうとしていたのです。もしかすると、「Bトレイン」の原型は「PLAY MODEL」の記事だったのかもしれません。
おかげさまで、この記事がちょうど500号目となりました。ありがとうございました。
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