583系の一件で大変お騒がせしましたが、その際あまり運用していない車両等もあわせて点検を行おうと思い、機関庫を覗いてみたら休車状態のKATOのEF65-1000番台がポツンと佇んでおりました。
KATO EF65-1000番台(品番3035-1)
鉄道模型を再開後、しばらくして購入したEF65-1000 24系ブルートレイン4両セットに入っていた機関車です。その後、増結セットなども購入し着々と増備を行い、当時は弊社でブルートレインといえば、この「KATOのPF」でした。宿敵(?!)TOMIX「さよなら出雲」のPFが発売になるまで、大活躍いたしました。
TOMIXのPFの大量増備にあわせて、すっかり第一線を退いてしまいましたが、KATOから赤ナンバーパーツが発売されたのに伴い、「赤ナンバー化だけ」はしてみました。
手すりの表現および「ひさし窓」の様子
久しぶりに走らせてみました。最新鋭の機関車のような「滑り出し」はしませんが、走り出したら止まらないゼ!本線を元気良く駆け回っておりました。
昨日整備したTOMIX583系ですが、先週と同じ条件-フル編成・2M車-で出場させてみました。
恐る恐るパワーパックを回してみました。先週あれだけ脱線を繰り返していたにもかかわらず、今日はその素振りを全く見せず、またM車も突然止まることなく、涼しい顔して周回を繰り返しておりました。
鉄道模型も機械です。適度に動かしてあげないと、きっと調子が悪くなってしまうのでしょう。あるいは、ここしばらく走らせていなかったので、すっかり拗ねてしまったのかもしれません。いずれにしても、大変お騒がせ致しました。
「走り」を取り戻した583系
調子が悪くなったTOMIX・583系のM車の掃除をしてみました。brwafe2様からの貴重なアドバイスもあり、今回はモータの点検も行うことにしました。
不調なTOMIX583系M車
台車については、いつものようにバラバラにした後、クリーナなどを用いて清掃しますが、今回は無水エタノールを使いました。エタノールを使うときには換気などが必要かと思われます。今回は、エタノールを浸した綿棒で軽く車輪の表面をふき取ってみましたが、思ったより汚れておりませんでした。
台車をバラした様子 車輪の状態
ただし、台車枠などにかなり油分が付着しており、これを一通りふき取りました。おそらく以前ウォームギアに塗布したグリスの影響ではないかと思われます。そこで、ウォームギヤに付着していたグリスを全部取り除き、今回は塗布を止めてました。
グリスが塗布された様子 グリスを除去した様子
モータ部分ですが、2両とも熱による融解等は認められませんでした。モータの様子を確認するために、手元にあったフィーダをバラし、下図のように端子部に直結させ、パワーパックから微弱な電流を流してみました。すると、モータも問題なく回転し、正常のようでした。
通電用にバラしたフィーダ モータ通電テストの様子
となると、モータへの通電が良くないのではないかと考え、通電部分である金属板をエタノールで清掃してみました。その結果、綿棒の先端が見事に黄ばんでしまい、何か汚れが付着していたようです。
モータ部を覆っている黒いシート
動力ユニットの通電用金属板 エタノールで清掃した後の綿棒
以前から気になっていたのですが、モータユニットを覆っている黒いシートが、妙に油っぽく湿っているので、このシートの水分(油分?!)をふき取ってから、元に戻してみました。
台車も取り付け、車体を載せないまま試運転を行ってみました。一応、先週よりもはるかにスムーズに走るようになりました。結局原因が今ひとつよくわかりませんでしたが、壊れていないことだけは明らかなようです。日頃からのメンテナンスが大事です。
試運転の様子
関連記事
・Forever 583! - TOMIX
・583系で「ご破算」?! - TOMIX
TOMIXのHPを覗いてみたら、2週間ぶりに更新されておりました。更新された「インフォメーションスタンド」のポスターを見てみましたが、所狭しと写真満載で、見応え十分です!
特に2枚目は、濃密でした。さよならシリーズとして、さよなら489系「能登」とさよなら14系「北陸」が限定発売!ずいぶん待たされた感じがしますが、EF65-500番台のP型がついに製品化。ほとんど店頭で見かけることがない24系25形・銀帯車がリニューアルされるようです。他にも多彩な顔ぶれが掲載されており、深夜にもかかわらずかなりワクワク・高揚しております。
北陸と銀帯車については購入決定です。今年の池袋・東武百貨店での鉄道模型フェアーが楽しみになってきました。
書店でレイアウト作製に関する書籍(たぶん新刊)を手に取ってみました。パラパラとめくっていると、巻末にレイアウトプランがいくつか紹介されておりました。
その中に、よく見かける路線配置のレイアウトが掲載されており、見た瞬間、「ありきたりのレイアウトだな」と、軽く流そうとしてしまいました。
しかし、このレイアウトプランには路線配置だけでなく、完成イメージのイラストもあわせて紹介されており、そのイラストを見ているうちに、「こういう考え方もあったのか・・・」と、感心させられ、逆に心惹かれてしまいました。
現在あるレイアウトは、今年のGWで開通4周年を迎えます。そろそろ、第2号レイアウトを作りたいと思っておりましたが、今回見つけたレイアウトプランは、小生のそんな製作意欲に火をつけたかもしれません。