魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

主夫の台所

2010年10月14日 | 主夫の台所考
主夫の台所

 退職を機に、台所に立つことにした。いわゆる主夫の台所、男子厨房に入るである。
朝・昼・晩、三食の献立から買い物、調理、洗いものに到るまで一切合切すべてを担当することにした。誰に頼まれたわけでもなく自発的にである。

 始めて8年になるが、率直な感想は<食事>を作ることが、何と楽しく創造的であることか。こんな楽しいことが、時に苦役であるかのごとく言われるのは何故か・・・一言でいえば、「食への関心」と「自発性」の如何であることがわかった。

 「今夜、何を食べたい?」と聞くことはあっても、いわゆる「今夜の献立何にしよう」と困ったことは一度もない。多くの主婦はそれが悩みと、よく言われているやに聞くが、それが本当であるかどうなのか、よく確かめたことはない。

 「発想を変えること」ではないかと思っている。わたし流のやり方は、はじめに献立を考えないことである。はじめにすることは、一週間分の、食材:魚・肉・野菜を買い込んでしまうことである。もちろん、米や油や調味料など普通常備しておくものは当然として。

 その上で、手許にある食材で毎日、毎食、調理の基本である、煮る・焼く・蒸す・揚げる・・・ことと、食材をアレンジすることを考える。あれを食べたい、これを作りたいと献立を考えてから買い物に行かない。こうすれば、献立を悩むことは全くなくなる。

 つまり、季節々々にとれるもの、そこで売っているものを得て、それを素直に食べるという、ごくごく単純なことの繰り返しである。「食べたいものを食べる」から、「あるものを食べる」に発想(主義)を切り替えることである。

 え?そんな・・・と不思議に思われるかも知れないが、一度試されては如何でしょうか。始めてここ数年の経験から体得した革新的?発見と、ひとり思っているのですが・・・・。

 それには、更にいくつかに副次的な効果がある。
  ・食材を吟味するようになること。
  ・経済的であること。
  ・食材の無駄がなくなること。
  ・献立が豊かになること。
  ・料理が上手になること。

 ただし、これを実行してゆく上で、いくつかの条件・考え方が必要であり、この次に記したい思う。
コメント
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