魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

食事作りは偉大な事業-2

2010年10月23日 | 主夫の台所考
先の、<基本的な考え方>に続いて、台所経営を考えてみたいと思う。

献立と食材調達の関係
 ・家を建てる場合、設計図が出来たら建築資材を購入する。
 ・食事を作るときも、献立に基づいて必要な食材を購入する。

これを逆転させると、実に具合のいいことを発見する。
 ・生鮮三品の、野菜・魚・肉は、週一回適当な分量を定期的に買うことにする。
 ・買いおいた食材を見ながら、献立を考える。

こうして以来、献立に悩まなくなる。
 ・その日の献立をどうするか、まったく悩んだことがない。手許にある食材を見ながら、適宜考えればよいのだから。
 ・生、煮る、焼く、蒸す、揚げるなどの手法を駆使して、食材を組み合わせる。
 ・冷蔵庫の在庫を見ながら、一週間で使い切れるから、食材の無駄が全くでない。出ないように工夫するようになる。
 
買い物にも、悩むことがなくなる。
 ・野菜は、その時期、その時々の旬のものを、葉物・根菜・香菜など買い揃える。ないものは買わない。探しまわらない。
 ・魚は、その日の入荷の中から、一番新鮮そうな旬のものを買う。ここでも、食べたい魚を決めて買いに行かない。
 ・肉は、ある程度どう調理するか見当をつけて買う。そうしないと買えない。

買い物をする場所を決める。
 ・野菜は、農家の直売所を出来るだけ利用する。新鮮で、旬の食材が手に入ることになる。
 ・魚は、中央卸売り市場を利用している。鮮度のよい、豊富な魚種から選べる。東京でいえば築地の場外市場のようなところ。
 ・肉は、ホテル・レストランなど業務用に納入している店を探す。商品の回転がよく、品質・鮮度がよいから。
 ・買い物の場所を決め、店主と話が出来る店がよい。断然食材知識が豊富になり、良質なものが安く手に入ることになる。
 *安売り品を探して買いまわらない。時間のロスと食材のロスにつながる。

時間(ひま)があるから出来ること?
 ・忙しい現役の人には無理かも知れないが・・・、お許しいただきたい。
 ・ただし、必ずしも贅沢なことではないはず。食の原点は、最寄の「あるもの・獲れるもの」を素材から調理して食べることだから。
 ・結局、この方法が一番経済的に、栄養配分のよい、良質な食を、時間をかけて、確保する手段と考える。 


 次回に続く。
コメント
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