魚のアトリエ”うおとりえ”

新鮮な魚を美味しく食べたい!!
 「魚っ食いの365日

食事作りは偉大な事業-1

2010年10月17日 | 主夫の台所考
 台所作業をビジネス風に見立てる

 毎日の台所仕事は、家を一軒建てる仕事に似ている。
建築構想を描き、設計図を引き、資材調達・管理、施工して引き渡す、それに伴う、労務管理、進捗管理、資金調達などである。
建築は多くの人が関わって一定期間を経て完了するが、台所仕事は毎日々々これを一人で繰り返す。従来、女性が行ってきた。そう考えてみると、これは偉大な事業であり、主婦の仕事はもっと評価されねばならない。
 
 自らの経験から、男の目線でこの「台所事業」をビジネス風に見直してみることにした。

 <台所経営構想>  

1.健康的なよい食事を実現する 
  ・極力、食の素材からつくること。
  ・そのため、食材は良質のものを選ぶこと。
  ・加工済み食品は極力つかわないこと。
  ・調味料も調合済みのものは使わないこと
  ・カロリー・栄養バランスを考えること
  
2.毎日、継続して作れる「家庭料理」を作る。 
  ・調理は、基本的な 生 煮る 焼く 揚げる 蒸す を駆使する。
  ・日々、楽しく、美味しく作る
  ・和食(米食)中心として、洋・中華をアレンジする。

3.経済的であること 
  ・予算の範囲を守りる。
  ・自分で出来るものは、自分で作る。


これに続いて、献立・買い物・調理・家計 などを考えてみたい。

 
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市場日記:横浜中央卸売り市場へ買出し

2010年10月17日 | 浜どんどの市場日記
 毎週週末の金・土は、魚の買出しに行く。これから一週間分の魚の調達が目的である。通い始めておおよそ20年になる。
横浜中央卸売り市場は、いわば横浜の築地市場とも言える市場である。築地と比べて規模は小さいが、7,80店の仲卸店があり、魚好きにとっては格好の散策場所でもある。

 家族二人きりの食材調達であるから、買う魚の量は知れたものであるが、このごろは知り合いの分2~3世帯分も一緒に買うので、少しはまとまった量にはなる。一度に5kgくらい買うこともあるから、売る方もそれなりの対応をしてくれて仕入れ気分も味わえる。

 求める魚の選定要件は、超新鮮であること、品質が良いことが必要要件であり、その選定基準が年々高くなりつつある。その基準に従えば当然、輸入・養殖・冷凍ものは買わない。贅沢かも知れないが、それでなければ魚本来の美味さ・よさが味わえない。さもなければスーパーでこと足りる。

 その朝は、6時過ぎ頃いそいそと出かける。市場は家から12,3分のところにあるからだいたい6時半頃に着く。その時刻、夏は良いが冬は暗くて寒いからこたえるが、魚の顔を見る楽しみがあるから苦にはならない。生活のリズムとなっている。

 今朝は感動の初対面があった。黄色いストタイプをまとった「たかのはだい」である。名前は知ってはいたが、ついぞ市場では見かけたことがない。聞けば、食味のくせがあって市場性がなく、獲れても出荷されないのだそうだ。こういう初対面の魚くんには、仁義とした買うことにしてる。

【10月16日、今日の収獲:大漁】
 たかのはだい
三浦:松輪産、2尾:1.7kg。生で食べるには、磯臭いかも知れないとの話ではあったが、懸念はなかった。
鎧のような硬いウロコで覆われており、引き剥がすのに苦労したが、身はこりこりとした歯ごたえがあり、握って夕食とした。

 かつお
横須賀:長井漁港、1尾:3.7kg、引き縄。戻りガツオの身質ではなく、ねっとりとして赤みの鮮やかな、さわやかな味わいだった。
同じく、握って食べる。残りは、角煮とナマリ節にする予定。

 このはか、小ムツ1尾、東京湾の釣りアジ3尾を、懇意なお店から進呈にあずかりあり難く頂戴する。これも濁った。

 さんま
宮城県:女川産、21尾/4kg。これもかねてから欲しいと思っていたものを、懇意なお店から進呈されあり難くいただく。
これは、全量「サンマの紫蘇煮」にした。というより、ただいま翌午前1時30分ことこと煮ているところ。

 ***写真が都合でアップが出来ないが、近々アップの予定***

 という次第で、大変ハードな一日を過ごす。
産地:漁獲方法の確認は、よい品質の魚を得る最良の手段であり、その習慣をつけている。

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