Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/24 土星の環が消失(見掛け上)

大遠征ミッション3・後編(2020/03/21)

2020-03-26 00:04:49 | さいとしーいんぐ

美しい砂浜とハテルマブルーの海が広がるニシ浜は、波照間島のほぼ北西端に位置しています。
西にあるからニシ浜ってことか・・・と思っていたら、沖縄の方言で「ニシ」は「北」を意味するとのことです。
つまり、北にある浜なので「ニシ浜」って呼ばれているんだそうですヨ。実にややこしい。
素晴らしい眺めをずーっと見ていたいところですが、この島に渡ったからには行かねばならない場所が・・・
そこを目指して、自転車をこいで南へ進路を取ります。その途中にはこんな光景が広がってます。

ざわわ ざわわ ざわわ・・・の調べが聞こえてきそうなサトウキビ畑です。収穫期の終盤を迎えているらしく、
刈り取り作業をしている畑もありました。畑の中を貫く道はこんな感じ。

途中でヤギに会いました。道端のあちこちで見掛けます。

写真を撮りながらゆっくり移動すること30分弱で南側の海が見えてきました。

そこから周遊道路は東へと伸びていきますが、途中で海側に行けそうなこんな鬱蒼とした緑のトンネルを発見。

自転車を停めて徒歩でトンネルを抜けると、こんな浜辺に出ました。

ここはペムチ浜と呼ばれてます。人っ子一人いませんでした。ニシ浜と比べるとかなり地味ですし、
後で調べたら遊泳禁止の場所らしいので、誰も来ないのも頷けます。ちなみに日本最南端の砂浜になります。
またつまらん所に行ってしまったって感じで先を急ぎます。さらに10分ほど走ると遠くに建物が見えてきます。

さらに数分ほど自転車をこいだ所の道端にて、コンデジの望遠ズームで撮ったのがこんな写真。

草むら越しに天文台らしきドームと2つのモニュメントが並んで見えます。さらに進むと、ここに出ます。

ここに駐輪し、徒歩すぐのところにあるのがこの石碑。

とうとう最南端に到達かと思いきや、本当の最南端の碑はその先にあるのでした。

ここが最終目的地。反対側にまわって、すぐ隣にある国旗の建造物とともに撮ったのがこちら。

両者の間に天文台らしき建物も小さく写ってます。さっき道端から望遠で撮ったのとは遠近感が違いますね。
で、日本最南端之碑より南にはゴツゴツとした岩場が広がってます。

この辺りは「高那崎」と呼ばれているようです。歩きにくいのでどんづまりまでは行きませんでした。
これで波照間島でのミッションはほぼ完遂ですが、せっかくなので天文台らしき建物にも行ってみました。

「星空観測タワー」と称する施設でした。ドームの中には口径20cmの屈折望遠鏡が収まっているとのこと。
日本最南端にある公開天文台です。残念ながら閉館中でした。
中に入れなければ長居しても無駄なので、周遊導路をさらに進みます。するとアップダウンが激しくなります。
そして遠くに見えてくるのが滑走路らしきもの。

横道に逸れて有刺鉄線越しに滑走路を撮影。

周遊道路に戻って東へ進むと、割と新しい建物がありました。

4,5年前に新築された空港ターミナルとのことですが、今は旅客定期便は無く、緊急用でしか使われてない模様。
そんな状況でも、こんな張り紙がありました。

こんな南の果てまで注意喚起がなされているとはねぇ。
で、ここから周遊道路は西の方角に伸びていきますが、もう見るべきものは少ないのでダイジェストで紹介。
風力発電設備(回ってませんでした)

道端で出会った蝶(擬態なんでしょうけど、周りが緑なんで目立ってしまってます)

波照間灯台(島のほぼド真中に位置してます)

ひまわりcafeの看板と注文したメロンかき氷(死ぬほどノドが渇いてたんで、コレを食べて生き返りました)

泡波酒店(幻の泡盛を販売してますが、高いんでミニチュアボトルしか買えませんでした)

島内に点在するマンホールの蓋(星空観測タワーと南十字星がデザインされてます)

以上、最南端の有人島を一周する小さな旅でした。