Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 12/5 細い月と金星が接近

夕空に見えてきた紫金山・アトラス彗星(2024/10/12)

2024-10-13 13:51:00 | ほうき星

昨日の日没後、好天となった新潟県某所にて紫金山・アトラス彗星を撮影しました。
得られた画像がコレです。


【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)10/12】
 キヤノンEOS Ra+SAMYANG135mmF2 ED UMC,F4,ISO400,L41フィルター,1.6倍クロップ,
 露出1秒×3コマ(加算コンポジット),三脚使用(固定撮影)

まだ太陽との離角が十分ではないのに加え、低空に若干薄雲があったりして、少し寂しい
感じの写りですが、とりあえず尾が伸びた姿を捉えることができました。ちなみに、頭部
は肉眼でも見えましたけど、尾までは確認できませんでした。双眼鏡では2°程度の長さの
尾を認めました。信頼スジによると光度は0.2等だったとのことです。

並行してスマホでも撮れるかどうか試してみたら、何とか写ってくれました。


Google Pixel7aにて撮影,夜景モード使用,ISO144,F1.9,露出9.07秒,三脚使用

広角で撮ったので元画像では小さくしか写らず、トリミングして同じ空に見えていた金星
(左端の最も明るく写ってる星)との位置関係が分かるようにしてみました。右下端に彗星像
が一応写ってるんですけど見えますかねぇ。なお、昨日は金星より高度が低かったようです。
さらに等倍トリミングすると・・・

薄らと尾を伸ばした姿が辛うじて分かるイメージになりました。

さて、今後は太陽から見掛け上も離れていくので観測条件は良くなっていくとみられますが、
光度は日毎に低下していく見込みであることと、月明かりの影響が大きくなってしまうため、
一番の見頃は連休明け3日間あたりになるような気がします。

個人的には、彗星が明るくなってからは望遠鏡を使った撮影を行っていないので、次の週末
までにはチャレンジしたいと考えてます。問題は天気かな?