Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 11/20 月と火星が接近

Sh2-240

2023-11-12 14:58:22 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-240】
 赤経: 05h41m00s 赤緯:+28゚06' 14"
 星座:ぎょしゃ座/おうし座
 視直径:180'
 他カタログNo.:Simeis147
 ニックネーム:スパゲッティ星雲(Spaghetti Nebula)
 南中日時(@東京):10月28日03時,12月13日00時,1月27日21時 ※あくまで目安です。


 撮影日時:2023/10/16 00:38
 撮影地:山梨県山梨市
 撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,F3.8,アイダスNBZフィルター使用,
             タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
 撮影条件:ISO8000,露出5分×25コマ
 画像処理:Digital Photo Professional4にて現像,ステライメージVer.8,Photoshop2024にて処理
             若干トリミングあり
 メモ:ぎょしゃ座とおうし座の境界線上にある巨大な超新星残骸です。見掛けのサイズは満月の実に
    6倍にもなりますが、極めて淡いので、大口径望遠鏡を使っても眼視ではほぼ確認不可能です。
    概ね円形に広がった姿と見事なフィラメント構造は写真に撮って初めて確認でき、その独特の
    形態から「スパゲッティ星雲」の愛称があります。全体像を捉えるなら焦点距離300~350mm
    程度の光学系がベストでしょう。但し、難物とされる被写体であり、電離水素が発するHα光と
    電離酸素が発するOⅢ光の両輝線を限定的に透過するデュアルバンドパスフィルターを使用して
    なるべく多い露光量で撮影枚数を稼ぎ、多数枚コンポジットした上で強力な画像処理を施して
    やらないとコントラスト良く描出するのが困難な天体です。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成



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