先月末~今月初旬にネットニュース等で話題になったZTF彗星をもう一度撮影したいと思ってますが、
先週末から天候が優れないこともあって実行できずにいます。もう日毎に地球から離れていく一方で、
既に7等台まで光度が低下した上に、見掛け上の尾が短くなったとの情報もあります。
彗星って旬の時期が短いんですよねー。個人的には先月末が事実上の撮り納めってことになるかも?
ということで、1/31未明のパパラッチ成果からお遊び画像を作ってみました。
【移動するZTF彗星(C/2022 E3)1/31 2時台後半】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,StarScapeフィルター,露出時間各2分,
タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,
山梨県大月市某所にて
15分おいて撮影した2画像を並べており、右の画像が撮影時間の早い方になります。
背景の恒星が止まっている中で、彗星だけが移動している様子が分かると思います。
で、実はこの画像で立体視ができるんです。両目のピントが遠くを見るようにするいわゆる平行法にて
2つの画像の恒星が重なるようにして見ると、彗星だけが近い方へ浮き上がったように見えるはずです。
彗星の位置ズレ方向がちょっと斜めなのと、下に伸びるイオンの尾が形状変化を起こしているため、
立体視が少し難しいかもしれませんが、興味がありましたらチャレンジしてみてください。
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