今朝、ネットニュースで訃報に接しショックを受けました。
73歳での早過ぎる永眠は、とても残念でなりません。
個人的に大ファンというほどではなかったものの、洋楽にどっぷり嵌り始めた頃に大活躍していた
アーティストの一人でしたから、特に70年代終盤から80年代前半にかけて、数々のヒット曲を耳にする
機会がかなり多かったように思います。
で、今から44年前(!)、初めて聞いた楽曲はコレでした。
ジョン・トラボルタとの共演映画「グリース」に出てくるデュエット曲で、
まだ中坊だった自分の耳は英語に全く慣れておらず、サビの部分があまりにも早口で歌われるので、
"You Are The Lion"にしか聞こえなくて、なんでライオンが出てくるのかよく分からなかったという
思い出があります。実際には曲のタイトルでもある"You're The One That I Want"という歌詞です。
当時は主にミュージカル映画の出演女優としてご活躍され、"XANADU"っていう映画にも出ていましたね。
そのサウンドトラック盤のレコードがまだウチに残ってまして、ジャケットの表裏はこんなのでした。
実は雑誌「ぴあ」のクロスワードパズルか何かの懸賞で当選して、新宿の高層ビル内にある某レコード店へ
受取りに行ったことをよーく憶えています。塩ビ製LPレコードなんでA面とB面があるのが普通ですけど、
コイツは音楽制作で関わったエレクトリック・ライト・オーケストラによるE.L.O.面と
オリビアの曲がメインのONJ面っていう呼び方になってます。
で、E.L.O.面に収録のタイトル曲"XANADU"は数年前のソフトバンクのCMに何故か使われたりしてましたね。
演奏はもちろんE.L.O.が担当で、ヴォーカルはオリビアさんによるものでしたから、
Electric Light Orchestra featuring Olivia Newton-Johnってとこかな。
ONJ面では1曲目の"Magic"が全米チャートで4週連続No.1となる大ヒットを記録。
1980年の年間チャートで3位に食い込んでます。
個人的にはクリフ・リチャードとのデュエット曲"Suddenly"が好みですけど、
そのシングル盤のセールスはイマイチだったようです。
で、その翌年には"Physical"が全世界で爆発的なヒット曲となり、ビルボード誌の全米シングルチャートで
10週連続1位という快挙を達成しています。
それまでの清純派的なイメージからの路線転換には賛否両論あったように思いますが、
商業的には大成功だったんでしょう。
ということで、ヒット曲が盛り沢山って感じですけど、個人的に一番のお気に入り曲はやっぱりコレですね。
邦題は「そよ風の誘惑」。春先に聞きたくなる爽やかな曲で、聞くたびにその素晴らしい歌声に癒されます。
ご冥福をお祈りいたします。
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