シリーズで紹介している五島プラネタリウムのリーフレットの第4弾は1977年2月配布のものです。
表紙(1ページ目)の写真はお馴染みの「すばる」でした。前月版と同様に撮影データ等の記載が無いので、
使用機材等の詳細が分かりませんが、拡大率が高いため星団の西側の半分程度しか写ってないことから
撮影光学系の焦点距離がかなり長い感じなので、やはりどこかの天文台で撮られたっぽい気がします。
2ページ目には、当月の解説のメインテーマである星雲・星団についての記述があります。
冬の季節に見やすい天体として、オリオン座の大星雲、プレアデス星団(すばる)、ペルセウス座の二重星団、
ぎょしゃ座の星団たち(具体的にはM36,37,38を指しているとみられます)を挙げてました。
実際の投影時には各天体のクローズアップ写真がスライドショーで紹介されたと記憶してます。
3ページ目の「2月の星座」の解説の中に出てくる「冬の五角形」は最近はあまり聞かないような気がします。
現在はむしろ冬の夜空に輝く1等星の内の6つを結んでできる「冬のダイヤモンド」の方がよく耳にしますが、
1970年代は逆にそっちの方が聞き慣れない言葉だったように思います。天文関係の流行り言葉も時代と共に
変わっていくってことでしょうかねぇ・・・
一方、前月のリーフレットに出てきた「冬の大三角(形)」は昔から馴染み深いですが、その一角の星である
オリオン座のベテルギウスは超新星爆発を起こす運命にあり、いつ消滅してもおかしくないなんていう話も
あるので、もしそうなったら「冬の大三角(形)」は死語になってしまうのかもしれません。
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