昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズの第19弾です。
野辺山高原への初遠征で得られた写真の続きになります。
実は赤道儀架台にマッチプレートというアイテムを取付けて、自分のカメラとともに友人の
カメラの2台を並列搭載してました。そちらには望遠レンズが付いており、星雲や星団を少し
クローズアップする画角で狙ってました。自分がシャッターを切ったわけではないですが、
その写真も残っていたので紹介しておきます。まずははくちょう座にあるこの散光星雲。
【北アメリカ星雲】
ニコンF+NIKKOR 135mm F2.8,サクラカラー400(ASA/ISO400),絞りF2.8,露出10分,
タカハシ90S赤道儀にて自動ガイド,長野県野辺山高原にて
主題の星雲はフレーム中心から少しズレてしまいましたが、星雲の特徴的な形がよく分かる
一枚でした。当時のサクラカラー400(ネガフィルム)は赤い星雲がよく写ると言われていて、
噂通りのパフォーマンスが確認できる作例となりました。なお、写野は次のとおり。
AstroArts社ステラナビゲータにて作成
で、もう1点はコレです。
【h-χ星団】
※撮影条件は上と同じ
ペルセウス座にある「二重星団」を狙ったもので。こちらはしっかり中央に捉えてました。
よく見ると上の方に「ハート&ソウル星雲」の赤い光芒がごく淡く確認できます。ちなみに
この星雲がそんな愛称を持ってることは当時知られていなかったと思います。なお、写野は
次のとおり。
AstroArts社ステラナビゲータにて作成
こういう写真を目の当たりにして、自分も望遠レンズが欲しくなりました。できればもっと
大写しができる長焦点レンズを入手したいと思ったのでした。
(つづく)
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