16日は朝から雲の多い空模様でしたが、夕方になって晴れ間が広がってきたので、
またアトラス彗星(C/2024 G3)の撮影ができました。これで4日連続です。
【アトラス彗星(C/2024 G3)01/16】
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,StarScapeフィルター使用,
F3.8,ISO400,総露出時間0.48秒(1/125秒×60コマ,彗星頭部コマ基準加算コンポジット),
固定撮影(三脚使用),トリミングあり
雲が完全には退散してくれず、薄雲越しの撮影となりましたが、ほうき星らしい姿
で捉えられる状況は変わってません。ただ、前日よりも尾の伸びる方向が東寄りに
傾いたようです。太陽との位置関係が日毎に変化しているせいなんでしょう。まだ
マイナス等級を保っているとみられますが、空の透明度が良くなかったのか、昨日
と比べて双眼鏡を使って眼視で探すのに少し難儀しました。
近日点通過(太陽最接近)の前日に彗星本体の核が分裂したとの話が出ていたよう
ですが、この程度の拡大率では確認不能です。急減光したという感じはないので、
まだしばらくは明るく観測できそうな気がします。むしろ物質放出量が増加して、
光度の低下が緩やかになってくれないものかと淡い期待を抱いてます。
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