今日は一段と赤い姿をGet↓
天気が安定していて、今日は1日中見えていそうな感じです。
アイソン彗星の急増光で、ラヴジョイ彗星は注目度が下がってしまった感があるんですけど、
そこそこ見事な姿を見せてくれています↓
【ラヴジョイ彗星(C/2013 R1)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
総露出時間32分(1分露出×32),中型赤道儀使用,トリミングあり
アイソン彗星が東の空に姿を現す頃、コイツは天頂近くに昇り詰めていて見やすいです。
明るさは5等台。11/20に地球最接近となり、そろそろ極大光度に達すると思われます。
このままいくと4等台止まりに終わりそうですが、太陽最接近は12/22ですので、
それまでに彗星核の分裂等が起きれば、さらに明るくて魅力的な姿になる可能性もあります。
アイソン彗星共々もう少し派手めのルックスになって欲しいところですね。
元気の無かったアイソン彗星が急増光したというので、本日未明に再び撮影しました。遠征先は東伊豆。
撮ってビックリ! 先週までのイメージからは想像もしなかったようなとんでもない姿に変貌してました↓
尾に数多くの筋状構造が認められます。おそらく彗星核の複数の箇所から物質の放出が起きたんでしょう。
急増光が始まったのは13日ごろのようで、丸1日で1等級(2.5倍)明るくなったとの報告があります。
現在の明るさは5.5等ぐらいで、まだ肉眼で見るのは難しい状況ですが、
双眼鏡では楽に見つけられるようになり、尾も確認できるようになってました。
今後は光度上昇の遅れを取り戻してくれると嬉しいのですが、
逆に消耗が激しくなって崩壊するようなことがないことを祈るばかりです。
これから太陽にどんどん近づいていくので、日ごとに見難くなっていきますが、
来週末までは何とか追跡したいところです。
今朝の姿は少し赤味がかってました↓
日の出が日毎に遅くなっていくので、早起きせずとも紅富士が狙いやすくなります。
土曜日の未明に、またほうき星パパラッチをしてきました。遠征先は長野県野辺山高原。
史上最大級になるはずのアイソン彗星は依然として増光が鈍く、光度はまだ8等台ですが、
写真では結構長い尾が写るようになってます。
【アイソン彗星(C/2012 S1)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間12分(2分露出×6),中型赤道儀使用,トリミングあり
口径5cmの双眼鏡で見えるようになってきましたが、眼視イメージはショボイんですよねー。
このままだと史上最大級のガッカリ彗星になりそうです。
一方、明け方の空高くにはラヴジョイ彗星が明るく見えています。
【ラヴジョイ彗星(C/2013 R1)とプレセペ星団】
キヤノンEOS60Da+200mm望遠レンズ,ISO1600,F2.8,総露出時間54分(3分露出×18),
中型赤道儀使用,トリミングあり
この日はかに座の散開星団M44(プレセペ星団)の近くにいました。
光度は当初予想を超える約6.5等で、口径5cmの双眼鏡で楽々見えます。
月末~来月初旬には肉眼でも見えるようになるかもしれません。
で、さらにクローズアップで撮影してみると・・・
【ラヴジョイ彗星(C/2013 R1)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間32分(2分露出×16),中型赤道儀使用,トリミングあり
地球に接近してきていることもあり、頭部が結構大きく写ってます。
揮発性成分を主体とするイオンの尾がスジ状に伸びているのがはっきり分かりますね。
天文現象はマスコミが騒ぐと期待外れに終わるとよく言われてますが、
アイソン彗星はまさにそのジンクス通りになってしまいそうな雰囲気です。
ラヴジョイ彗星はあまり報道されてないんで、こっちの方が期待できるかも?