みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

夜闇に響く静と動

2006年07月30日 23時39分05秒 | 光と空間
festa000.jpg: 堀川を進むまきわら船
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=4.2, SS=1/10s), +1.0EV (Spot metering), ISO800, WB=Sunny (+3), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

まきわら船が、たくさんの提灯に明かりをともして堀川に浮かびます。堀川まつりで浮かべられた「まきわら船」です。堀川まつりは、堀川の浄化と一年間の無病息災を願う、市民手作りのお祭りです。

提灯の明かりが水面に落ち、手のひらのような温かさが川面ににじみます。その光の水面を、まきわら船が滑るように進んでいきます。

festa001.jpg: まきわら船の提灯と太鼓
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=4.5, SS=1/10s), +1.0EV (Spot metering), ISO800, WB=Sunny (+3), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

まきわら船の上では、男が激しく太鼓を打ち鳴らしています。踊るようなバチさばきが残像となって夏の夜に浮かび上がります。

festa002.jpg: まきわら船の上で太鼓を打ち鳴らす男衆
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=4.5, SS=1/5s), +1.0EV (Spot metering), ISO800, WB=Sunny (+3), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

勇壮な太鼓の雄たけびが夜の闇を突き破って四方八方に響き渡ります。太鼓の重低音に乗って汗の滴が川岸まで飛んできそうな勢いです。

festa003.jpg: 堀川を進むまきわら船
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=4.2, SS=1/10s), +1.0EV (Spot metering), ISO800, WB=Sunny (+3), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

そんな心意気に共鳴して、人々の心も船に引き寄せられていきます。みんなの思いと男衆の心意気を乗せた船は、動きも軽やかに船首を回して岸に寄り始めました。

(次回に続く)



2007年の堀川まつりはこちら → 前編後編


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年7月30日の記事は → 「夜空に浮かぶ光の結晶」、「花火 (QVGA版)

【みぃのつぶやき】 今年は既に2回花火を観賞しています。せっかく一眼レフカメラを買いましたが、花火は撮っていません。花火を撮るには三脚が必須ですが、徒歩や自転車で30分以上かけて移動しようとすると、三脚を持ち歩くのは大変なの……。

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