みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

一歩が踏み出せない

2009年02月08日 19時41分43秒 | 性同一性障害 (GID)
ここ数ヶ月の間、毎日毎日自分の体と戦っています。

自分が男性の体をしていることは、毎日毎日思い知らされます。

排泄の機能に障害があるわけではないのですが、男性の体をしています。

私は恵まれています。私の体には、幸運がいくつもいくつも重なっています。性別の違和感があるだけで、特に病気を抱えているわけでもありません。

しかし、毎日現実を突きつけられます。どうしても「ないもの」に目が向いてしまいます。心が折れてしまいます。

「あなたはそのままでいい」と言ってくれる人がいても、女性の体でないという現実からは逃れられません。

自分は女性だと思っていても男性の体をしている事実をどう受け止めたらよいのでしょうか。

私は異常? できそこない?

頭がおかしくなりそうで (おかしくなってるかも)、感情の波が激しくなって、笑顔で親指を立ててみたかと思うと、突然不安に襲われたり、夜ひとりで泣いてみたり。

自分で自分を追い込む必要はないのですが、世間一般の価値観というのは力が強くて、自分でも気づかないうちに心の奥深くまで浸透しています。自分を肯定できません。自分に自信が持てません。恋愛や就職活動の勇気がわきません。

行動を起こさないと何も変わらない、と頭では分かっています。分かっていても、最初の一歩を踏み出せません。怖くて怖くて、不安で不安で仕方ない。

一歩踏み出すのは本当に勇気のいることです。
経験と、考え方をちょっと変えるだけで急に前が開けてくることもありますよ。