D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1.6s), ISO200, WB=Fluorescent (-1), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
彦根城の天守閣に入ると、まず天井の木組みに圧倒されます。
天井の梁 (はり) には曲がりくねった木材が使われ、梁どうしが巧みに組まれています。梁が上に膨らんでいると、上からの荷重を支えるのに都合がよいのでしょう。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/1.6s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
うねうねと延びる梁は、まるで竜。
その竜の背中には、まっすぐな材木が組み上げられ、屋根を支えています。曲がりくねった梁に合わせて、職人が材木を1本1本切り出していったのでしょう。丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。職人さん、かっこいい!
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.0, SS=1/1.6s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=26mm (35mm-equivalent: 39mm)
三脚を持ってきてよかったなぁ。
三脚は撮影には便利ですが、観光するときは ただのお荷物でしかありません。重くてかさばる荷物を持ち歩くうちに観光の意欲も減退してしまいます。彦根城に入る前には、三脚をコインロッカーに預けようか持ち歩こうか迷いました。
今回は、三脚を担いで天守閣に登ってみようか。
彦根城は小高い丘の上に築かれています。天守閣に至るまでの山道も、三脚を担いで登りました。荷物は7~8kgになっていたでしょう。坂の途中で汗がだらだら垂れてきます (色気も何もありしゃしないっての)。
天守閣に入ってからも気は抜けません。城内の階段は急な上に踏み板が狭く、登り降りには細心の注意が必要です。三脚を担いでいれば なおさら。
やっとの思いで最上階に登ると、窓から爽やかな風が吹き込んできます。汗が引くまで、しばしの涼。
改めて天井の木組みを見上げると……撮影したい衝動を抑えられなくなりました。
三脚を持ってきてよかったなぁ。天守閣の天井は暗く、一脚ではかなり増感しないとシャッタースピードが稼げませんから。
木組みの撮影では満足しましたが、さて、今後も観光するときに三脚を持ち歩きましょうか、やめましょうか。三脚を使うとシャッタースピードの自由度が劇的に高くなりますが、それに反比例するように行動の自由度が落ち、観光の意欲がうせてしまいます。撮影を優先するか、観光を優先するか。三脚をやめて一脚にするか。
彦根城の目次は → こちら。