みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

陽を浴びる香炉

2006年01月29日 19時06分39秒 | 光と空間
先日、遅ればせながら初もうでに行ってきました。延々と電車に揺られ、着いた頃には日が傾きかけていました。本殿前には、夕刻に差しかかろうとする眠たげな日の光を浴びて香炉が静かにたたずんでいました。

香炉は、大雨にたたかれたことも夏の日差しに焼かれたことも、すべてその緩やかな黒い曲線の中に吸い込んで優しい光に変えてしまいます。そこには、長江に釣り糸を垂れる山水画の老人のように、変わらぬ毎日を刻み続ける姿がありました。

参拝者が、香炉から立ち上る煙を浴びては本殿に上っていきます。

tabi0181.jpg: 本殿前の香炉

本殿の両脇には、赤い前掛けをしたキツネが控えています。ここは稲荷神社。実家で自営業をしているので、毎年参拝に訪れて、1年間商売が順調で大病もなく過ごせたことに感謝し、この先の商売繁盛と健康をお祈りします。

今年も、屋根をふき替えるための瓦を納めてきました。お金を寄進するという点ではお札を買うのも同じことですが、年が過ぎた後に燃やしてしまうものではなく、何十年も役に立つ実用的なものを奉納することにしています。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年1月29日の記事は → 「ぷちぷちハンドクリーム

【みぃのつぶやき】 やっぱりハンドクリームは使って気持ちいいものを選びたいな。化粧品は気分も大事です。キレイになってるという実感がわいてこないとね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
香炉の煙に (ジャンバルジャン)
2006-01-30 12:20:33
なんとなく趣きがあって厳粛な気持ちにさせてくれます。実用的なものを奉納する考えに賛成です。
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> ジャンバルジャンさん (みぃ)
2006-01-30 19:01:06
どっしりとして貫禄のある香炉から立ち上る煙には、何か違う力が潜んでいるのかも知れません。

瓦は毎年欠かさず奉納していますが、立て替えの気配はまだありません。いつか役に立つのかな。
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