hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

日本の労働実態!!

2012-01-29 09:08:08 | 日記
 格差が問題になっている中で、余りにも真実の実態が知らされてない労働の実態からこの矛盾を分析してみたい。 今、正規、非正規とか人材派遣だとかで騒がれていますが、問題はもっと深いところにあります。

 競争原理とか市場原理と言われて強い者が勝つ社会になったのでしょうか? それなら未だ良い方です。 ずるい者が勝つ世の中です。 この競争社会のお陰で、富める者と瀕する者の差が、圧倒的に開きました。 若者への配分が縮小したのも、この原理から来ています。

 稼げる者は、より一層、長い時間働きます。 労働者の最低基準を超えた所まで追い込んでも、それ以上に弱者の仕事を奪ってしまっています。 その中には、経営者に都合の良いサービス残業も含まれます。

 付加価値の高いところにばかり仕事が集中するのです。 それも悪くはありません。 ところが程度を考えず経営者も、富裕層も突き進んで来ました。 一方で高給取りが稼ぎまくる中、もう一方では仕事を奪われて貧困層に落ち込んで行く労働者達! 世界を見ても、豊かでありながら、ここまで酷くなった国はありません。

 働く者同士で少なくなった配分を奪い合い、強いものが勝つ社会を良しとして選択してきた結果です。 日本人の労働を勤務時間を制限してサービス残業を無くすだけで、雇用は相当に改善します。 

 この競争優先社会では、富と利益の配分が景気を良くするような方向には進まないのです。 すでに取り返しが付かないところまで格差が開いてしまっています。 

 何も社会主義だ共産主義だと騒ぐつもりはありません。 このまま格差が開きすぎれば、いつか暴動が起きるところまで行ってしまうから忠告するのです。

 平均年収750万円の世界と250万円の世界の差を縮める努力です! 前者が12時間働く部分の4時間分を後者に回せば、600万円と450万円くらいの平均給与になるのです。

 経営者側は、自らの取り分を2倍に拡大して来ました。 分かち合える配分が小さくなって尚、奪い合う世の中が、この格差社会です。